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社会人でも間に合う英語の学び方とは?ワーキング・ホリデーの実態

いつもOTIO pressをご覧いただきありがとうございます。

突然ですが、皆さんにとっての「英語が話せる」とはどんなレベルですか?

個人差があると思います。それぞれで「英語が話せる」の基準はバラバラですよね。
でもなんとなく、日本人の場合の「英語が話せる」はレベルか高いと感じています。

例えば、アメリカ人に「日本語話せる?」と聞くと、

「 Yes ! Sushi !」

と返ってきます。そんなものです。
日本人は色んな意味でカタいです。

さて、今回は私のワーホリ経験と私なりの英語の学び方についてお話し、皆さんそれぞれの「英語が話せる」に近づく一助になればと思っております。

まず、今、英語を学ぶことを前提に、ワーホリを視野に入れている方、、、

待って!ちょっと待ってください。
もう一度、考え直してみてください。

異文化交流や海外生活体験など、複合的な理由でワーホリを選択するのはとても良いと思いますが、英語を学ぶ為(現地の語学学校に行きたい!など)だけにワーホリを使おうとしている人なら特に、私の話を聞いてほしいです。

まず、ワーホリ(留学含めて)に行ってもそんなにペラペラでは帰ってこれません!
もちろん、個人差はあると思いますが、1年行って帰ってきた私の感想としては「思てたペラペラとはちがうなぁ...。」です。

大切なのは「英語が話せる」の基準を自分の中で明確化すること!

英語を勉強する目的は、本当に人それぞれだと思います。
そして、目的に合わせて、色々な学び方があるはずです。

例えば、

英語が話せることをステータスにしたい人は、
映画のワンフレーズを発音含めて完コピし、「なんか英語喋ってみてよ!」に備えるだけでいいし。

不自由なく海外旅行したい人は、
「旅行フレーズ英語100選」的な本を丸暗記すれば間違いない。

就職のためにTOEICスコア高得点を取りたいなら、参考書を鬼のように勉強するだけでいい。

あまりに極端だったかもしれませんが、
なりたい自分を想像して、辿り着くまでの道のりを逆算して学ぶことが大切だと思います。
これは何事にも当てはまるかもしれませんが、
英語にも同じことが言えるし、ここさえハッキリしておけば、成長スピードが爆速になると思います。

皆さんの「英語が話せる」に辿り着くように。
私の経験が少しでも参考になればと思います。


私のワーホリ経験について

2016年4月からカナダのバンクーバーに1年間滞在していたのですが、
ワーホリから帰国したときのTOEICスコアは725点。
街で急に英語で話し掛けられても、オドオドせずに会話できるレベルではありますが、ネイティヴと比べると雲泥の差がありました。(そもそも1年でネイティヴレベルになれると思っているあたりが無謀...)

ワーホリ1年間の内容としては、
語学学校に3か月間通い、7か月間カフェで接客として働き、2か月間カナダとアメリカを旅行、といった感じです。

語学学校は、テストさえ受かれば昇級できるシステムだったので、卒業時はネイティヴの英語は速くて聞き取れないし、思っていることをすぐには言語化できないレベルでした。
とはいえ資金が底を尽きかけていたため、早く働き口を探す必要があったので、日本でのバリスタ経験があることを武器に(日本のカフェで半年働いたことがあるだけですが…)、15件のカフェに履歴書を配り歩き、面接で質問されそうなことの回答を事前準備して、なんとか雇ってもらうことが出来ました。カフェを辞める時には複雑なトッピングの注文を受けたり(聞き慣れたフレーズということもあると思う)、同僚やお客様とコミュニケーションが取れるレベルではありました。

日常生活でも分からない単語はたくさんありましたが、「え、今の○○ってなに?あーそういうことか!」とすぐに聞いて、ちがう表現で説明してもらって理解することはできるというレベルでした。

私が1年間ワーホリに行ってこのレベルに止まったのは、やはり、目標設定をしていなかったからだと思います。

そもそもワーホリをした理由が、
「このまま大学生活を終えていいんやろか…。何かやりたいことを見つけてコミットせな!」「色んな国の人の文化や価値観に触れたら、自分のやりたいことも見つかるかもしれん!」という想いから、「とりあえずお金ないし、ワーホリだ!」という、とても曖昧なものでした。

なぜワーホリに行くのか、ワーホリから何を持ち帰ってくるのか、その辺を明確にしていればもっと有意義な経験になったかもしれません。

現地での英語学習

語学学校以外でやっていた英語学習方法ですが、

① とにかく誘いを断らない!英語を使う機会をつくりまくる。
② 家ではYoutubeやNetflixを英語字幕、字幕なしで見まくる!
③ 日本人とも出来るだけ英語で話す!(語学学校在学中は実践できた)

上記の3つてす。
しかし、これらは本気を出せば、日本でも出来ると思うんです。

① 英会話、Language Exchange、外国人がよく行くバーに行く・働く、国際交流イベントに参加する!
② 日本の家でYoutube、Netflixを英語字幕、字幕なしで見まくる!
③ とにかく英語使う!(これはちょっとウザがられるかもだけど、上手くいけば周りを巻き込んで、楽しく英語クイズとか英語コントが出来ちゃうかも!)

そう、ワーホリに行かなくても、目標さえ作っちゃえば日本でも十分英語は学べます。
ここが、英語学習だけを目的にワーホリを検討している人に伝えたいところです。今はDMM英会話などのオンライン学習もリーズナブルに提供されていますし、無料の英語学習アプリも豊富で、コスト面から考えても本当にワーホリがベストな選択なのか、もう一度考えてみてもいいかもしれません。


ただ、①の英語環境をつくる(アウトプット)という点では、海外にいる方がチャンスは圧倒的に多いとは思います。実際、私も韓国人、ブラジル人、ベトナム人(皆5年以上カナダにいて英語が上手かった)とシェアハウスをしていたので家でも英語環境でしたし、一歩外に出てみればもちろんすべてが英語。「英語が話せなきゃ生活ができない!」という危機感から、成長スピードが自ずと上がったかもしれません。

しかし、目標設定と本気度次第で日本でも英語環境は作れると思います。


私は帰国後、外国人客が多いゲストハウスで働いたり、Language exchangeアプリを使ったりして英語力を持続させることに努めていました。


②のインプットについては、本当に日本でもできる!気持ち次第。

好きなこと×英語 が最強

海外でも日本でも、どんな環境でもおすすめしたい英語学習法は、
好きなことを通して英語を学ぶ。です。

とにかく私は机に向かう勉強が嫌いだったので、好きなことで英語を学んでいました。前述の①コミュニケーション(アウトプット)と、②映画や動画(インプット)です。

この学び方、好きなこと×英語が最強なんです。

何が最強かって、好きなことなら圧倒的に楽しいし、続けられる!

インプットの面で具体的にお話しすると、
私は好きな映画を何度でも観れるタイプだったので、私にとって映画は英語を学ぶ最強のツールでした。

どういうプロセスで学んでいったかというと、

日本語字幕でもいいからとりあえず観る。ストーリーを覚える。

字幕なしで観る。知ってる単語だけが聞こえてきて、何を言っているシーンか分かってくる。

英語字幕で観る。知らない単語を発見。単語の意味は、シーンや状況、俳優の表情から推測する。

何回も観る

何回も観てると、いつのまにかセリフを覚えちゃう。

これを色んな映画でやりました。

分からない単語が出てきたり、全く意味が分からなくても、止めない。巻き戻さない。
映画として楽しんじゃう。


映画って俳優の表情とか背景とか、「監督はこのシーンで何を伝えたいんだろう」とか見るところがいっぱいあるから何回観ても飽きないんです。そのうえ英語はいつの間にか上達しています。

時間は掛かるので非効率的かもしれないけれど、好きだし楽しいから続けられる。
これが肝だと思います。

皆さんも(好きなもの×英語)を探してみてほしいです。

まとめ

というわけでざっくばらんにお話してきましたが、私は正しい文法や綴りで英語を書けません。読む力も弱いし、前述したようにTOEICの点数も低い。英語力としては未熟すぎるんだろうけど、英語を使って話を聞くことができるし、自分の意見を伝えることはできます。今はそれでいいと思っています。

私の英語を学ぶ目的は、多様な文化を持つ人々とコミュニケーションを直に取って、価値観をアップデートすることだったから。

私は私の「英語が話せる」レベルに到達できました。

もし、

英語を使って世界をまたにかけてマーケティングの仕事したい!と思った場合、専門用語を勉強する必要があるかもしれないし、ビジネスで通用する英語表現を学ぶ必要があるかもしれません。

通訳家になりたい!と思った場合、高度なヒアリング力とスピーキングが必要だし、イギリス英語とアメリカ英語の違いとか、言語の奥にある文化背景まで学ぶことで、話者の想いを汲み取ることができるかもしれません。

英語を学ぶ理由がハッキリすれば、どのように学ぶべきかが見えてきますね。

英語の学び方はたくさんあって、一概にどの方法が良い!というのではなく、目標に合った学び方を選択することが大切だと話してきました。
ご参考になったでしょうか。

さぁ。楽しく英語を学びましょう!

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