フリーランスとして生き残るためのマインド①仕事編
フリーランスは常に生存競争に晒されています。
今日仕事があっても、来月、来年仕事がある保障はどこにもありません。
僕がフリーランス作曲家として生き残るために大切にしていることを2つの記事に分けて紹介します。
この記事はその1つ目です。
▼2つ目の記事はこちら
①事業も自分も成長を止めない
フリーランスにとって、現状維持=後退です。
世の中には競合が無限にいます。
AIの成長も目覚ましいです。
自分が立ち止まっている今この瞬間にも、競合やAIは成長し続けています。
どんなに時間が無くとも積極的にインプットの時間を取ってスキルアップを図り、事業の質を高め、置いていかれないようにする必要があります。
競合やAIに淘汰されないためには、自分にしかできないこと、自分にしかない価値を誰にも負けないレベルに高めていく必要があります。
たった一つでもずば抜けているところがあれば、そう簡単に仕事がなくなることはありません。
また、事業を横に拡げる方法も絶えず模索し続けなければいけません。
法人も個人も、一つの商売でたった10年間生き続けることさえ非常に困難です。
収入の柱を複数持っておくことがリスクヘッジになります。
②自信が無いことを理由に「出来ない」と言わない
フリーランスは仕事を自由に選べるがゆえに、自信のない仕事は断ることができてしまいます。
しかし前述の通り、フリーランスは淘汰されないように常に成長し続けなければいけません。
成長のためには、敢えて困難な道を選ぶ必要があります。
苦手な仕事を受注する決断をするのは一見難しいように思えるかもしれませんが、実際は「出来ます!」と言うだけなのでとっても簡単です。
あとは出来るかどうかじゃなくて、やるだけです。
どんなに苦手な内容だったとしても、通常の何倍も時間をかけて勉強すれば、意外と何とかなります。
こうすることで嫌でもスキルアップできますし、次第に苦手なことが無くなってきます。
だんだん何でもできる自分になってきますから、市場価値も自己肯定感も自然と上がってきます。
出来ないかもしれないことに怯えるよりも、何でもできると思えた方が人生楽しいですよね。
③全てのお客さんにリピーターになってもらえるよう120点の仕事をする
新規獲得には少なからずコストがかかります。
広告や営業にかかるコストだけでなく、コミュニケーションコストも新規の方に対してはかかりがちです。
新規のお客さんは、どんな市場であれ枯渇するリスクがあります。
いつまでも新規のお客さんが自分の目の前に現れ続けてくれるなんて保障はありませんよね。
ならばせっかくのご縁を大切に、全てのお客さんにはリピーターになっていただくことがコスト削減・リスクヘッジになります。
そのためには、120点の仕事をする必要があります。
100点じゃダメなんです。
「え、ここまでしてくれるの?」という言葉が漏れちゃうくらい満足していただけないと、リピートしてくれません。
例えばあなたが初めて行った美容室があったとして、腕が良い、または値段が安いという理由だけで常連になりますか?
腕が良く、納得のいく価格設定で、気配りが行き届いていて居心地が良く、都合の良いときに予約を取れて、立地がある程度良くて…
様々な要素を評価して、ようやく常連になりますよね。
あなたの仕事も同じはずです。
納品物の品質がずば抜けて良く、連絡が迅速で、言葉遣いが丁寧で、親身になって相談に乗ってくれて…
そんな120点の仕事をすることで、リピーターを獲得していきましょう。
というよりは、今できる最高のサービスをお客様にお届けするなんて当たり前のことですよね。
仕事に慣れてきたり、軌道に乗ってきて忙しくなったりしてしまうとだんだん気が抜けていきそうですが、手は抜いてはいけません。
初心忘るべからずです。
せっかく自分を選んでいただいたお客さんに満足していただかなくても良い、適当にやっちゃえなんて思うような人間になってしまったらおしまいです。
④絶対に自分を安売りしない
「仕事が来なくなったらどうしよう」
「実績ないし、自信もないから安くしちゃえ」
こんな感じで、相場より有り得ないほど安い価格でサービスを提供したくなる気持ちは分かりますが、絶対にやめましょう。
理由は主に2つあります。
生活費を稼ぐためには数をこなさなければならないため1件1件の仕事に割ける時間が減り、仕事の質が下がるから
客層が悪くなる(ナメられる)から
これらにより、主に4つの負の連鎖が発生します。
仕事の質が下がることでリピーターを獲得できなくなり、仕事が無くなるリスクが高まる
客層が悪くなることでトラブルに巻き込まれて時間とメンタルを削られ、本当に大事にしたいお客さんにかける時間や心の余裕が減ってしまう
仕事の質が下がり、客層が悪くなることで立派な実績として紹介できるような仕事が無くなる
立派な実績として紹介できるような仕事が無くなることで、値上げできなくなる
最終的にはこうなります。
あなたの価値が「値段の安さ」だけになる(質は低い)
せっかくのフリーランスなのに仕事が楽しくなくなる
長い労働時間・安い収入・トラブル等から来るストレスで体調を崩す
一番良いのは、自分が納得できる適正価格で仕事を提供することです。
そうすることでモチベーションも健康も保たれますし、有難いお客さんとやり取りをすることができるようになります。
スライムだけ倒しててもレベルアップはできないということです。
⑤時間は有限。行き当たりばったりで日々を過ごさない
一日単位
でスケジュールを計画し、それを軸に行動しましょう。
僕はNotionというアプリでスケジュール管理をしています。
(詳細は後日別記事で紹介します)
フリーランスは信用が命ですから、万が一納期に間に合わないなんてことをやらかしたらおしまいです。
そして一度遅れると罪悪感が薄れていき、二度三度やらかして干されていきそうです。
また、一日に出来ることは限られています。
人によるとは思いますが、僕は会社員時代よりもフリーランスになってからの方が忙しいと感じています。
フリーランスこそ仕事以外でのスキルアップや人との時間を大切にしなければいけませんし、意図的に休みを設けないと生産性がどんどん下がっていきます。
目先の仕事に追われていたらそんな余裕もありませんので、「この日は仕事をしない!」という日を無理矢理にでもねじ込むことが必要です。
⑥投資の考え方を持ち、目先のお金に囚われない
フリーランスはお金の心配がつきものです。
そんなときに飛びつきたくなるのが目先のお金、つまりアルバイトです。
例えばですが「時給1000円で月50時間働けば5万円になるな~これだけあれば仕事受注できなくても家賃払えちゃうな~」
なんて考えちゃうかもしれません。
しかし、例えば作曲家の僕がレジ打ちのアルバイトに月50時間を費やして、良い曲を書けるようになりますか?
お客様満足度は上がりますか?
フリーランスとして何か良いことは起きますか?
50時間あれば作曲の勉強は物凄く進みます。
そうすればより質の高い曲を作れるようになり、お客様により喜んでもらえるようになります。
単価も上げられるかもしれません。
僕から言わせてみれば、この例では5万円を貰って50時間をどぶに捨てています。
時間は限られていますから、何をするときも「これは事業や自分の成長に繋がるんだろうか」といった自己投資の考え方を持ちましょう。
そうすれば、例えばゲームをしているときなんかも「このゲームは○○さんが好きだから話が弾むぞ~」と気持ちよく時間を使うことができますし。
(もちろん自分のやりたいことがアルバイトで叶うならやるべきだと思いますし、本業と関連するなど、成長に繋がるようなアルバイトはやって良いと思います!)
いかがでしたでしょうか。
参考になりましたら幸いです。
また次の記事でお会いしましょう。
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