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2021年1月の色々(さらば青春の光/佐々木亮介/ボンドバ/ミニチュアライフ展)

トップ写真は「#読書の秋2020」の集英社賞の贈呈品として頂いた伊坂幸太郎先生直筆のサインです。宛名として「月の人」と記載してもらえるなんて!とブチ上がってしまった。もう今後は「月の人」として活動していく以外に選択肢はないな、、自分でも全然ぴんときてないハンドルネームだけどもう8年くらい使ってるし、伊坂先生の手を介されたと考えると愛着すごくなったよ。ちなみに受賞作は「逆ソクラテス」の感想文です。ありがたい。

1.16 さらば青春の光単独ライブ「四季折々」@イムズホール

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初めて観たさらばの単独ライブ(前回はセレクトネタライブだったので)。開演前にステージに置かれたセットはかなり抽象的で新ネタライブはこんな雰囲気なん?!と驚いていたのだが、中身はしっかりと彼らのもの。全部のネタに、やや倫理的なマズさと放送コードの踏み越えを感じるものばかり。危ないネタとは理解しがたい奇妙なものも指すが、こんなに様々な手数でダーティーな笑いを提供できる森田哲矢の多作っぷりには驚くばかり。いけないと分かりながらも笑えてきてしまう、この絶妙な毒が好き。洗練されきったステージ演出、豪華すぎるセットの上で展開されていくから尚更のこと。

詳しくは書けないけど、一番好きだった台詞は「爆弾魔の祖母」と「日本で寝とき~」でした。前提を引っ張り、核心が判明した後にその核心をずっと転がし続けるという作風でどこまでも突っ走ってしまうのだけど、そういう中でふっと出てくる、くだらないやり取りが好きすぎるんだよな。その状況下にしか存在しない言葉、みたいな。ご当地ネタも入れてくれて嬉しかったなぁ、宮地嶽神社の丘でそんなことしたら罰当たりだろうけど、めっちゃ地元なんでモッシュ&ダイブしかけましたよ。緊急事態宣言下だけど、「回らなヤバイ」という思いで来てくれたことに感謝だ。どう考えても必要火急。


1.16 「佐々木亮介の夜遊び天国」@福岡CB 第1部

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a flood of circleのギターボーカル、佐々木亮介による弾き語りライブ。本体のフラッドのみならず、ソロ活動(エレクトロっぽいのもやってる)、THE KEBABS、フラッドのギタリスト・アオキテツとのユニット・サテツ、山中さわおとのコラボなど、アウトプットの幅はとても広い。それら全てに加えて、カバー曲までも弾き語りという一つの出力で見せつけてしまうのだからやはりどえらい音楽家だ。立ち振る舞いはなかなか自由度が高くて笑ってしまったけど。ステージ上で酒を飲む人はよく見かけるけども、自らトマトジュースと金麦でレッドアイを作る人は観たことない。コツは1:1とのこと。

歌は勿論素晴らしい。「スーパーハッピーデイ」の歌い出しで隣にいたお客さんが泣き出しちゃってもらい泣きしそうだった。この人がいなくては!ってなるタイプのシンガーよなぁ。スピッツの「さわって・変わって」のカバーでは、あのサビでの<ベイベー>がフラッドでの<ベイベー>シャウトに置き換わっていて最高だった。後半はなんかもうずっと圧倒されてた。マイクを通さず歌った「火の鳥」は強烈な祈りのようだったし、大好きな「Super Star」では去年居なくなった素晴らしきスターのことを思い出したり。それでもやっぱり「ファイト!」で奮い立つ心がまだあるから生きていけるよ。

<setlist>
1.スーパーハッピーデイ(a flood of circle)
2.Sofa Party(佐々木亮介)
3.You’re My Lovely Trouble(サテツ)
4.ラビュラ(THE KEBABS)
5.YURIYA(山中さわお&佐々木亮介)
6.さわって・変わって(スピッツ)
7.Snowy Snowy Day,YA!(佐々木亮介)
8.火の鳥(a flood of circle)
9.Super Star (a flood of circle)
10.ファイト!(中島みゆき)

ボンドバ

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佐賀へのお出かけついでに訪れたアートスタジオ。木工ボンドで絵を描くアーティスト・富永ボンドさんのアトリエ兼ギャラリー(あと社交場的な役割も)。木工ボンドを出す時の制御できない線の揺らぎと、完成した時の立体感が凄く良いな、と。色味も、ばらばらでも統一感があっても成立してるし、大きくても小さくても成立する。何せデザイン性が高いので、あらゆるグッズに変えられるなど、各方面ですげえな、となるアイデア満載のアートだった。精神作業療法の一貫として芸術を応用していく、という志もあるようで、すごく未来志向なアーティストの方だな、と人柄にも惹かれました。

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ほんと、誰かCDジャケットとかに起用しないかな、って思うテイストの作品ばかり。最終的にiphoneケースを購入しました。スタジオのある多久駅周辺はアート方面を頑張ってるようで、駅前にもボンドアートがありました。


MINIATURE LIFE展 2020 in 佐賀

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こちらが佐賀おでかけの主目的。フジファブリックのWebサイトのデザインでかねてから知っていた、ミニチュア写真家・見立て作家の田中達也氏の個展。まぁほんともう観れば分かるすごいやつ、なんでそんな説明とかもアレなんだけど、見立てもそうだけどタイトルに巧さを感じるものも多くて、大喜利的にタイトル当てを楽しめる展覧会でもあった。だいたい外したけど。

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大作もたくさん実物が展示されていたので、ぐるっと回り込んで観ると、写真作品には映らないところにも人がいたり、容器の中にレストランが広がっていたり、細かいところにも可愛らしさが行き届いていて時間を忘れて見れちゃうやつでした。一番好きだったのは畳をあぜ道に見立てた「帰り道」かな、なんかこう、シンプルなのにそれでしかない、っていう美しさがある。

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