これからプロボノをしようか悩む、20代のあなたへ
こんにちは、しゃけさんです。
いや、なんかもう、ほんとにうれしい。
神奈川県庁の出版物に
『プロボノやってる人!』
としてインタビュー掲載していただいて。
NPOでプロボノをはじめて2年。宗教はじめたの?って同世代に言われてから『あぁ、周りからはそう見られてるのか。』って、積極的に周りを巻き込まなくなっていました。
だからこそ、こういった機会をいただけて『やった!ゴディバもらった!』みたいな気持ちです。笑
いい機会なので、2年間のプロボノ経験で思ったことを少し書きます。
これから、プロボノをはじめようと思っている方、20代のプロボノを受け入れようと思っているNPO関係者。両者にとってお役にたてれば幸いです。(たてないかなー笑)
プロボノ
各分野の専門家が、職業上持っている知識・スキルや経験を活かして社会貢献するボランティア活動全般のこと
20代が考える、プロボノの向き不向き
先行きが不透明なこの時代、プロボノでスキルを磨こう!
それ自体は、ステキなこと。それと同時に、向き不向きがあるとも感じています。参考になればと、下記3つにまとめてみました。
①プロボノの利点、②プロボノの弊害、③プロボノならでは
①プロボノをする利点
いっぱいあります。社外で自分を試せるので、自分の可能性や新たな側面に気づくことができます。企業とNPO、二ヶ所で手を動かしてる分、頭の使い方や技術の向上も目覚ましいです。利益でなく理念で動く方が集まるので、相談すると、前向きな意見をもらえます。サードプレイスとして安心できる居場所が得られるともいえます。
②プロボノをする弊害
あくまでわたしの場合です。プロボノとして活動を継続すると、気持ちが芽生えます。たのしさや責任感、やりがいや使命感などです。NPO関係者と分かち合いながら活動できるのはわくわくします。一方で、立場の違いを思い知ることも。どんなに気持ちがあってもプロボノには本業がある以上、時間的な制約があります。たのしいことや大変なこと、それらを乗り越えたあとに得られるもの、その瞬間に立ち合えない可能性があります。
そして、わりきれないと苦しみます。企業とNPOとでは、活動のしかた、意思決定や称賛される価値、報酬が異なります。生活に不自由ない私のような20代にとって、NPOのそれは魅力的に映ることが多いです。企業とNPO、どちらの価値観にも染まりきることができず、中途半端な姿勢になる可能性もあります。
これは、継続してはじめてわかったことでした。NPOに転職する、その選択肢を選ぶ勇気がない以上、自分のなかで線引きが必要なのかもしれません。企業に勤めていれば、一先ずは安定した固定収入が入ってきます。その誘惑を飛び越え、NPOや起業を選んだ方。私にはできなかった、だから尊敬を覚えているし、応援したいのです。
③プロボノだからこそ
これで最後です。2年間プロボノをやって、
結局なにが自分にとって変化したのか。
『社会の中での、自分の役割』
これを意識せざるを得なくなりました。
孤独を感じやすい現代。だからこそ、社会での自分の役割を認識できることは、生きやすさに繋がるのかもしれません。
技術や頭の使い方を鍛えるだけなら、NPOでなくとも、仕事の掛け持ち、オンラインサロンへの入会でもいいと思うんです。部署や家庭内での自分の役割、それ以上の認識を覚えたのは、社会課題と向き合うNPOならではの影響だと思います。上記をふまえ、それすらも楽しめる方はプロボノに向いてるように思います。
『距離感の多様性、NPOにはそれがある。』
わたしも、こんなセリフをいえる大人になりたいです。ぐ!
*
ところで。
私には何のスキルもない
いざ、プロボノをはじめよう。そう思ってもこの悩みにぶつかりますよね。わかります。20代だと特にそうですよね。
でも、尻込みしないでください。わたしも別段、スキルがあったわけじゃないんです。もともとは仕事が終わったら家に帰ってドラマをみる。そんな社会人でした。※いまも週5でドラマみてる
スキルは必要ありませんが、その代わり、2つ大切なことがあります。
大切1.音信不通にならない
本業がある以上、ムリせずプロボノとして関わってもらえたらうれしい。NPO関係者はそう言います。金銭的な報酬を払えない以上、強制できません。プロボノにとってNPOでの活動は選択の自由があります。しかし、NPO職員はそうはいきません。中にはNPOの活動で生計を立てている方もいます。あてにしていたプロボノが音信不通になってしまうと仕事が止まってしまうこともあります。忙しくなるときは前以って連絡しましょう。
大切2.関係者をつぶさない
自戒もこめて。NPO関係者、プロボノの多くは、少ない時間を捻出して活動に関わっています。そこには、それぞれの正義、価値観があります。ときには衝突することも大切です。しかし、衝突の結果、去ってしまうメンバー。責任を感じてつぶれてしまうメンバー。企業よりもよくある光景なのかもしれません。前者だと、NPOは理念や関係性に魅力を感じて活動をしている方が多いため。後者だと、NPOの特性上、共感力が高いメンバーが集りやすく寄り添いすぎてしまうためです。だからこそ、大切なのは『リスペクト』。
この2つを大切にするならば、ちからを貸してほしい。そう思うNPOは少なくないように思います。これで、特殊スキルをもってると重宝されますが、性格に難ありだとコミュニケーションコスト高いねって敬遠されます。企業のように技術や能力でマウント取れません。やってやってる感なら、間に合ってるのです。
*
上記は、特別なスキルを持たない20代がプロボノとして信頼されるようになる秘訣です。また、プロボノとして好かれる人にも特徴があります。
20代プロボノで好かれる人の特徴3選
これからプロボノを考えてる20代の方へ。
2年間活動してみて、これが備わってる人はすぐに居場所ができるし、向いてるなーと思いました。参考までにどうぞ!
スキ1.お金を出してくれる
いきなり夢も何もあったものじゃないですね。笑
プロボノである必要あるのかよ!って感じですよね。笑
言い換えます。お金を出しててでも応援したいと思ってくれる。そういった人の存在は、活動してる人からするとこのうえなく嬉しいんです。だから、お金出せなくても、その気持ちさえ持ってくれてるなら一緒にがんばりたい。とはいえ、お金があるとNPO側が『安心』を買えるのも事実です。笑
スキ2.口より手を動かしてくれる
いくらでも口って出せるんですよ。傍目から見てると。なぜって、リソース足りない中で注力するものを選んでやってるわけで。至らない点があることなんて本人たちが一番ね!それを指摘されたとしても『だよね!』としか。でもせっかくの声を無下にしても閉ざされた団体になってしまうので耳を傾ける、しかし手が回らず。そんな感じです。だから手を動かしてくれると『神だー!泣』ってなります。
スキ3.愛嬌がある
企業以上に人間関係で成り立ってたりするので。雰囲気をよくしてくれたり、あかるく楽しんでくれる。それだけで、『とりあえず、いて!笑ってて!』ってなります。コアラやラッコ、カピバラのような存在はNPOの継続に不可欠です。根拠はございません!
そう、わたしが手を動かしてるのはそういった背景なのです。笑
愛嬌がほしい人生であったw
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微妙だったらごめんなさい。ビスコあげます。
NPO、プロボノに興味もってくれる方がふえたらうれしいです。
わたしがプロボノで関わっているのは、アクションポート横浜です。
サンタのコスプレ、流しそうめんがたのしめます。笑
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