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【3分で斬る】子どもや若者はもっと世間に迷惑をかけろ#36

どうも。
社会福祉士・保育士のしぶです。

2児のパパをしたり、児童福祉施設の先生をしたり、これからの福祉や子育てを考えるコミュニティを運営したりしてしております。

みなさま、どうお過ごしでしょうか?

さて、今日は
『子どもや若者はもっと世間に迷惑をかけろ』
というテーマでお話しさせて頂きたいと思います。

本題に入る前にお知らせさせてください。
わたくし、社会福祉士しぶの記事では、
人とのコミュニケーションにおいて、
みなさんが強い気持ちをもって人と関わることができる、
そんなお話をさせて頂いております。
毎日夕方6時の配信です。
ぜひ、ご参加していただきたいです。
よろしくお願いします。

そんなこんなで本題でございます。

今日はですね、
『子どもや若者はもっと世間に迷惑をかけろ』
というテーマでお話しさせて頂きたいと思います。

みなさんにとって、子ども時代の一番の思い出ってなんですか?

ぼくはですね、子ども時代を施設で過ごしたことをすぐに思い起こします。

ぼくは、2歳から高校1年生までの時期を、
児童養護施設という場所で暮らしていました。

そんなぼくが育った施設で、この間、
卒業生や先輩、元職員さんが集まってバーベキュー大会がありました。

今回ぼくは、もうすぐ5歳になる息子を連れて参加しました。

顔見知りがちらほらといるなか、
同じ部屋で10年以上一緒に過ごしたヤツを発見しました。

そいつとは、
ぼくが高校生のとき以来だったので、約25年ぶりの再会でした。

「ホント久しぶりだね、元気だった?」「いま何してるの?」

と、久々に会った人へのお決まりフレーズをお互い言い合いながら、
一緒に過ごしていた当時の思い出を噛みしめるように話しました。

当時の職員さんが話に加わり、一緒に話していくなかで、
ヤツの施設時代のやらかしエピソードで、みんなで笑い合いました。

万引きは日常茶飯事で、中学生からたばこを吸って、ボヤ騒動を起こしたり、盗んだバイクで事故を起こし、大けがしたり。

当時の職員さんたちは、万引きしたお店に謝りに行ったり、
ボヤの火を必死に消したり、消防署に謝りに行ったり、
警察や裁判所に呼び出されて謝罪や行政の手続きをしたりと、

それはまあ大変だったそうです。

そんな話をしていて、ぼくは思ったんですよね。

そんな子どもでも、
周りのオトナたちは必死でぼくたちを守ってくれてたんだなって。
そして、決して子どもたちを、ぼくたちを見捨てたりはしなかった。

だから、こうして今ではただの笑い話ですんでいる。

でも、なぜ、そんな笑い話にもなる感情が生まれるのでしょうか?

それは、子どもが子どもらしくオトナに迷惑を掛けたからだと思うんです。

子どもが世間に迷惑を掛けたら、
オトナが子どもに代わって責任をとって謝る。

それが当たり前であって、子どもにとって優しい社会じゃないですか?

そんな背中を、ぼくたちオトナは見せていきませんか?

少なくとも、ぼくの周りのオトナは、
ぼくたち子どものために叱ってくれ、責任をとってくれました。

そんなオトナでぼくもあり続けたい。

人って、忙しくしてるぐらいがちょうどいいんです。

だから、子どもはもっとワガママでいいし、オトナを困らせたらいい。

最近の子どもや若者は、みんな大人しすぎてつまらないんだよ。

なんで、オトナの言うことや世間のルールに従うままでいる?

そんなつまらない人間に、どうかならないでほしい。

もっとぼくたちオトナを困らせてくれ、楽しませてくれ。

結局、ラクして生きる道は何も生みません。
思い出すら薄く、そこには1ミリも花は咲きません。

であれば、もっと子どもは、若者は世間やオトナに迷惑をかけるべき。

そのぶん、オトナは必死でキミたちを守ろうとします。
守ろうとすればするほど、
オトナたちは団結し、キミへの想いは強くなります。

ことが終わったあとに、乗り越えた達成感でキズナが深まります。

ぼくは、そんな子どもとオトナの関係であり続けたいと思っています。


ということで、今日は『子どもや若者はもっと世間に迷惑をかけろ』というテーマでお話しいたしました。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

それでは、また明日の夕方6時にお会いしましょう。

社会福祉士・保育士のしぶでした。

じゃあ、またねー!


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