文化観光高付加価値化リサーチチーム「session」

文化庁が推進する文化観光事業のうち”文化資源の高付加価値化促進事業”のリサーチを担当している民間チームです。文化・観光・まちづくりのあるべき”関係性”とは?それらの関係性を高めていく文化資源の”高付加価値化”とは?をテーマに、皆さんとともに考え、発信していきます。
    • 文化観光高付加価値化リサーチ 第五章 活動熱量・関わり人口

      地域の文化資源の価値を高め広げていくためには、地域の内側の人々の熱量が不可欠だ。文化や産業への愛着と、存続に対する危機感、地域文化を繋げ広めたいという思い、生まれ育った地域を一度出て改めて気づく魅力。情熱に火が付くきっかけはさまざまだ。熱量は共感を呼び、さらに高まり、価値観に共鳴した人々の繋がりは、地域の内外を問わずネットワーク化して広がっていく。 また文化観光における関係性とは観光地と観光客といった主客の関係ではなく、文化を中心とした地域内部と外部の相互交流だ。カテゴリーによらない、地域文化に愛を持って主体的に関わる外部者のことを「関わり人口」と定義する。関わり人口としての地域との関係性は、人や地域によって異なり、多種多様であることが重要だ。

    • 文化観光高付加価値化リサーチ 第四章 ランドスケープ・空間

      「ランドスケープ・空間」は、自然の営み、人々の暮らしや価値観の集積である。そこでしか体験できない地域ならではの自然や街並み、建物・空間があるからこそ、人々はその地域を訪れる。そして、長い年月をかけて積み重ねられてきた大切な風景は、現代を生きる人々が意志を持って守っていかなければ未来に継いでいくことはできない。街並みや建物をハードとして残すだけなく、活用を促進し文化や営みと共に更新しつづけることが重要だ。

    • 文化観光高付加価値化リサーチ 第三章 地域文化の固有性

      日本の地域それぞれに地域ならではの固有な文化が存在する。地域固有の文化は長い歴史を持つ文化財から、今を生きる人々の日常の生活文化まで幅広くさまざまだ。それらを市場価値に合わせて変えたり付け加えたりするのではなく、そのままで光っている地域に固有な文化の本質を正しく捉え、新し い価値へと転換する多様な “まなざし” が重要だ。

坂口修一郎(BAGN Inc.代表 / リバーバンク代表理事) - 価値観で共鳴したコミュニティが熱量を高めていく

価値観での「編集」 僕は現在、東京と鹿児島の二拠点で活動していますが、どちらの価値観も違っていてどちらもよいと思っています。残したほうがいいものもあるけど、古い…

山出淳也(BEPPU PROJECT代表理事 / アーティスト) - 継続的な組織運営と関係性の蓄積が、経済循環を生み出…

人が交差する“辻”のような場をつくる BEPPU PROJECT(※1)を立ち上げた2005年、大型観光地・別府は時代遅れのように感じられることもあり、アートNPOとして事業を展開…

北村志帆(佐賀県庁コスメティック構想推進室室長) - 「デザイン」を通じた外部の目線/声によって、地元に自信を持てる環境をつ…

行政組織における「横串」としての「さがデザイン」 「さがデザイン(※1)」は、2015年から始まった佐賀県庁の政策部にある、少し不思議な立ち位置の行政組織です。行政…

小林新也(シーラカンス食堂 / MUJUN / 里山インストール代表社員) - 里山再生と後継者育成を結ぶ

地場産業における構造上の課題 地場産業の後継者問題に取り組んでいて感じることは、どこも分業による合理化が進みすぎたことがかせになっていることです。生産工程のうち…

荒尾浩之(温泉津焼 椿窯)- 使い手を想像し対話から生まれる作品と、新しい関係性

私が一番大切にしているのは、お客さまと話し合いながら直接販売することです。ネット販売も考えましたが、そのお客さんのための器を作りたく、オンラインのやりとりだけで…

松村和典(大田市役所) - 地域の方々が輝けるようにサポートをする行政の役割

「まち」の本当の主役は地域の方々 国の方針の変化に対して、地域や自治体がついていけていないように思います。文化観光にしても国と自治体で共に推進していく上で、文化…