死んだ彼が開いてくれた未来
未来をきっと彼が置いて行ってくれた
失った未来と引き換えに…
ずっとLivedoor公式ブロガーとして
心のままに吐き出しのブログを書いてきましたが
ここにきてnoteを始めた理由
『私は言葉が好きだから』
多分誰よりも好き
noteを利用している方は
言葉を愛していらっしゃる人が多いと思いますが
私はその中でも割と段違いで愛している自信があります
だって
それはもう
二度と伝わらない言葉を知っているから
だからこそ
言葉にすること
伝えられること
その尊さに
大袈裟でなく涙が出ます
その涙は
切なく悲しい成分も含んでいるけども
限りなく温かい
愛しい感情、嬉しい涙
私は紛れもなく
言葉に救われた
旦那様のまーくんが死んで
行き場を失った言葉を
吐き出すようにブログに叩きつけ
綴り続けた言葉は
もう何千を超え
自分の感情の吐露でしかなかった言葉が
いつしか人に届くようになって
受け取ってくれた方の言葉に
また救われてきました
小さい子を2人抱え
必死に自分を鼓舞してこれたのも
やっぱり
言葉の力があったから
自分を奮い立たせ
負けるもんかと唇噛み締め
自分を癒し
包んでくれるのもまた
言葉だった
まーくんが死んだ世界はどこを見ても真っ暗で
子ども達が頼りにできる親は私しかいなくて
吐きそうになりながらじゃない
本当に吐きながら育てた
トイレに何度も駆け込み
何もわかっていない子供達の前で笑い
それでも抑えることができず
涙をボロボロ流しながら
幼い子を放置して横になることもできず
食事を与え
風呂に入れ
遊びに連れて行き
他人の言葉に傷つけられ
言葉では言い表せないくらい
「この大変さが誰にわかるかぁ!ごらぁ!!」と
あたり構わず噛みつけるほど
必死にやってきた
泣いている子どもの隣で
堪えきれず
2歳児より大きな声でわんわん泣いたこともある
ストレスで
全身に赤い小さな発疹が広がり
体が痛み震え
扁桃腺が膿んで
血尿が出た
まーくんの実家は遠方で
私の実家にも色々あって
助けようとしてくれる人は沢山いたけども
愛した人が死んだ事実には
何も助けにはならなくて
どうしたってやっぱり
1人でやらねばならなかった
家のこと
子供達のこと
仕事のこと
未来のこと
彼のこと
1人で向き合わねばならなかった
人生で一番苦しい事態に
苦しみを分け合えた人が死んだことが
何よりも自分を苦しくさせた
そんな私を守り助けてくれたのは言葉でした
狂ったように
毎日毎日割と長い文章を打ちつけ
色々なところで誰かれ構わず自分の気持ちを口にする
「なんでも言って」
そう言われることはたくさんあったけど
見えるようになったのは
上っ面の言葉と
見えない奥にある想い
上っ面の言葉も沢山聞いた
なんでも言われたって困るくせに
本気で助けようとも思ってないくせに
けどそれ以上に
想いの乗った言葉が
沢山私を助けてくれた
私の想いの乗った言葉も誰かの励みになっていると知った
私は武器を手に入れたの
そんじゃそこらの人が手にすることのできないスペシャルMAXレアアイテム
『言葉の重み』
友人が余命が出ている人を好きになって
将来のことをも考えて、どうしたもんかと悩んでいた時
誰よりも軽やかな口調で
「死んでしまう男なんてやめときな〜」と言いました
人の生死に関わることは
普通軽口で言えるようなことじゃない
誰より軽く言っても
誰よりも重い意味がある
私だけが言える言葉
私は重量のある言葉が言える
誰でも言う
どこにでもある言葉
「頑張ろう」
気軽にかけられる言葉だけど
私だから言える重みがある
頑張らなくていいことも
それでも頑張らないといけないことも知っている
心を絞り出すように言うことができる
唇を噛み締め、震える肩を抱きながら
本当の「頑張ろう」が言える
その奥にある想いを受け取ってくれる人がいる
その想いを
上っ面じゃない想いを
言葉に乗せられるようになった
上っ面じゃない想いで生きるようになった
『恋しいものを抱えながら愛しいものたちと生きていく』
哀しいけどポジティブでステキな言葉ですね。
言い表しようのない気持ちの時、心の支えとなる言葉になりそうです。
この言葉に出逢えて嬉しくて思わずコメントをしてしまいました。
そう言っていただいたことがあります
感情のままに連ねた言葉がいくつもあって
そのほとんどを
私は忘れています(忘れとんのかい!)
だって…本当…感情のままに走っていたから…
こうしてたまに誰かが掘り起こして
教えてくれることがあります
自分が綴った言葉に
自分が励まされることがある
こんなええこと言ってたんかいなと
驚くこともあります
私は自分の言葉が好きです
それをきっちりと残しておきたかった
丁寧に描いて残しておきたかった
ブログだと
その他の膨大な記事やら情報やらで
埋もれてしまっていきますから…
大切な
自分を励ました言葉に
改めてきちりと向き合って
記しておきたかったのです
本を読みました
とても良い本だ
結果的に
せせらぎの中に眠っていた才能の扉をまーくんが開いてくれた
という現在位置だと思うけど
この才能は中々に素晴らしいと思うので
是非今回とは違うかたちで描き続けてください
次回作を楽しみにしています
そう言ってくれる人がいて
それも親しくそういう話をする間柄でもなかったのに
わざわざ連絡を取り伝えてくれた
「描き続けてください」って
実際のところ私に才があるかなんて疑わしいもんです
けど
その伝えてくれた言葉が
私を強くしてくれるの
そういう言葉に沢山力をもらって来た
宝物のような言葉を沢山もらった
その宝物を心の中に沢山集めて
その輝きと温かさで
私は前を向いていくことができた
だから
私もまた
その宝物のような言葉を
心を温める言葉を
誰かの心に置けたらいいなと思う
お金も時間もかからない
けど何より人を強くするのは
やっぱり言葉だと思うんだ
自分にかける言葉
人にかける言葉
人からかけられる言葉
その言葉の強さと価値に
私はまーくんが死んでから気づいた
まーくんがもし
その扉を開いて行ってくれたんだとしたら
私はその扉の先を
ドキドキしながら歩いてみたいんだよ
おまけ『行き着く先』
※おまけ漫画はマガジン読者限定です
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