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    短い物語です。

記事一覧

XXX:初体験

乃木坂工事中の収録中。 いつも通りに収録に参加していた〇〇だったが、ふと視線を向けた先にいた与田祐希と目が合った。 いつもなら嬉しそうな表情を見せるのだが、今日…

AXIRA
1日前
24

XXX:リアルの追求

とある日のドラマの撮影現場。 今日はネット系の動画配信サービスのオリジナルドラマ「猟奇的な恋」の撮影の日。 このドラマは〇〇が演じる佐伯雄輔が、妻の諒子の猟奇的…

AXIRA
1日前
18

2 アオハルを駆け抜けろ

ある日の昼休み。 チャイムが鳴ってクラスメイト達がようやく訪れた休息の時間にテンションが上がり始めるのを横目に、僕は小さく机に突っ伏すように腕を伸ばした。 美月…

AXIRA
6日前
32

1 アオハルを駆け抜けろ

僕は喜多川〇〇。 都内の私立高校に通っている高校2年生。 自分でいうのもなんだけど、僕はいわゆる脇役タイプで決して物語の主人公になるようなイケメンでもなければ、頭…

AXIRA
7日前
35

3 坂道のマネージャーは人気者

ある日、収録スタジオの廊下を〇〇が一人で歩いていると、ふと声をかけられる。 スタッフ「〇〇さん、乃木坂メンバーについてお聞きしたいことがあるんですけど、少しお話…

AXIRA
11日前
46

XXXな日常のプロローグ

※本作は坂道以外の芸能人の方も登場します。 〇〇「お疲れ様でしたー!」 収録が終わり、今をときめく人気俳優の喜多川〇〇はスタッフさんや共演者に感謝を伝えつつ頭を…

AXIRA
11日前
43

同級生はアイドル

私立蹊葉大学。 名門私立大学の一角として数えられる大学のキャンパスに〇〇の姿があった。 まだ朝早いせいか学生の姿はあまり多くはない。時刻は朝9時前。いわゆる1限の時…

AXIRA
13日前
45

幼馴染みはアイドル

僕には幼馴染みがいる。 そりゃ、幼馴染みくらいいるだろうと思うだろうけど、僕の幼馴染みは普通と違う。そう言い切れる自信がある。 遙香「〇〇~、はやくゲームしよう…

AXIRA
13日前
73

初恋は実らない

結婚することになってん。 久しぶりにLINEにきた幼馴染からのメッセージは、〇〇の血流を早くさせた。 履歴を見ると、前に連絡したのは1年以上前だった。 スマホの液晶…

AXIRA
13日前
30

素直に

素直にあなたに逢いたいと言えたら どれだけ楽なんだろう 素直にあなたの声が聞きたいと言えたら どれだけ楽なんだろう 素直にあなたにかまって欲しいって言えたら どれ…

AXIRA
3週間前
29

黒猫ハルカ

いつもと同じくらいの時間。 残業した帰り道にスーパーに寄る。 すっかり淋しくなった棚から適当に食材を取ってかごに入れる。 30歳も間近に迫った独身彼女なし独り暮ら…

AXIRA
3週間前
59

3 きっかけは突然に

まさかの秋元康と今野義雄に演奏を聴いてもらえるというスペイベをなんとかやりきった〇〇は、再び平穏な日々を過ごしていた。 その日は唯一とっていた大学の授業が休講に…

AXIRA
3週間前
40

隣は推しメン 中編

フランクフルトに降り立った〇〇は海外でより一層の緊張感のある入国審査をパスして、なんとか無事に入国を果たした。 空港からホテルのある駅までは電車で向かう。 Uber…

AXIRA
3週間前
65

2 坂道のマネージャーは人気者

七瀬「〇〇、疲れた~」 収録終わり。 楽屋に戻ってきた西野七瀬はキョロキョロとあたりを見回すと、ちょうど楽屋のソファーの前でしゃがみこんで何やら作業をしていた〇…

AXIRA
1か月前
53

4 アイドルアソート

時刻は夜の7時になろうとしていた。 日も沈み、あたりには街路灯の明かりやお店や家々の照明が漏れて照らされている。 〇〇は一人目的地へと急ぐ。 お酒好きにとっては魅…

AXIRA
1か月前
30

隣は推しメン 前編

東京、羽田空港第2ターミナル。 コロナが開けて国際線ターミナルとしての役割を開始した真新しい施設を喜多川〇〇は一人で大きなキャリーケースを引きながら歩みを進める。…

AXIRA
1か月前
71
XXX:初体験

XXX:初体験

乃木坂工事中の収録中。

いつも通りに収録に参加していた〇〇だったが、ふと視線を向けた先にいた与田祐希と目が合った。

いつもなら嬉しそうな表情を見せるのだが、今日に限ってはバツが悪そうに視線を外してしまった。

違和感を感じながらも収録に集中するために気にしなかったが、その答えは収録後にわかることになる。

収録後、次の仕事があった櫂と慶太を見送ってからそのまま楽屋でマネージャーと明日以降の仕事

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XXX:リアルの追求

XXX:リアルの追求

とある日のドラマの撮影現場。

今日はネット系の動画配信サービスのオリジナルドラマ「猟奇的な恋」の撮影の日。

このドラマは〇〇が演じる佐伯雄輔が、妻の諒子の猟奇的な束縛から逃れながら、会社の後輩である小倉優香演じる杉野美香と密愛におぼれていくというヒューマンダークラブストーリーである。

今日の撮影現場はとあるホテルの一室。

このシーンは、主人公達が出張をした際に今まで妻の束縛に耐えてきていた

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2 アオハルを駆け抜けろ

2 アオハルを駆け抜けろ

ある日の昼休み。
チャイムが鳴ってクラスメイト達がようやく訪れた休息の時間にテンションが上がり始めるのを横目に、僕は小さく机に突っ伏すように腕を伸ばした。

美月「やーっとお昼休みだね~!」

前の席の美月が僕の頭をつんつんとつつきながらいっている。

そんななかで美波の声も聞こえてきた。

美波「おーい、なに伸びてんの? 邪魔なんだけど」

自慢の弁当が入ったポーチを手にした美波が近寄ってきて、

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1 アオハルを駆け抜けろ

1 アオハルを駆け抜けろ

僕は喜多川〇〇。
都内の私立高校に通っている高校2年生。
自分でいうのもなんだけど、僕はいわゆる脇役タイプで決して物語の主人公になるようなイケメンでもなければ、頭脳明晰でもないし、運動神経が抜群にいいわけでもない。

どこにでもいる、ありふれた男子高校生。
それが僕のプロフィール。

美月「ちょっと、〇〇。なにボーっとしてるの?」

気がつくと目の前の席の山下美月のかわいい顔がすぐ目の前にあって思

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3 坂道のマネージャーは人気者

3 坂道のマネージャーは人気者

ある日、収録スタジオの廊下を〇〇が一人で歩いていると、ふと声をかけられる。

スタッフ「〇〇さん、乃木坂メンバーについてお聞きしたいことがあるんですけど、少しお話聞かせてもらってもよろしいですか?」

そこにいたのは普段お世話になっている乃木坂工事中のスタッフだった。
とはいえ、収録で顔を見知った程度で特別仲いいというわけでもない。

そんなスタッフから声をかけられるなんて、珍しいななんて思いなが

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XXXな日常のプロローグ

XXXな日常のプロローグ

※本作は坂道以外の芸能人の方も登場します。

〇〇「お疲れ様でしたー!」

収録が終わり、今をときめく人気俳優の喜多川〇〇はスタッフさんや共演者に感謝を伝えつつ頭を下げていた。

ひと通り挨拶とそのついでの雑談を終えて、〇〇は楽屋へと戻っていく。

スタッフA「ほんとに若いのにしっかりしてるよな。まだ22歳だもんな。大学生だろ? 俺たちスタッフにも気軽に話しかけてくれるし、いいとこしかないよな」

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同級生はアイドル

同級生はアイドル

私立蹊葉大学。
名門私立大学の一角として数えられる大学のキャンパスに〇〇の姿があった。
まだ朝早いせいか学生の姿はあまり多くはない。時刻は朝9時前。いわゆる1限の時間帯。

1年生の〇〇は必修単位を履修するために、眠い身体を必死に起こして講義が行われる教室へと向かっていた。

教室に向かう途中、不意に背後から勢いよく肩をたたかれる。

??「おはよう、〇〇くん!」

走りながらだったのだろうか、勢

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幼馴染みはアイドル

幼馴染みはアイドル

僕には幼馴染みがいる。
そりゃ、幼馴染みくらいいるだろうと思うだろうけど、僕の幼馴染みは普通と違う。そう言い切れる自信がある。

遙香「〇〇~、はやくゲームしようよ~」

一人暮らしの僕のベッドにもたれかかりながらゲームのコントローラーを二つてにしながらこちらに向かって笑顔で呼ぶ幼馴染みの一人、賀喜遙香。

なにを隠そう、人気アイドルグループ乃木坂46のセンターも務めるエースの一人。

現役アイド

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初恋は実らない

初恋は実らない

結婚することになってん。

久しぶりにLINEにきた幼馴染からのメッセージは、〇〇の血流を早くさせた。

履歴を見ると、前に連絡したのは1年以上前だった。

スマホの液晶に彼女の名前が表示されて、少しだけ心が躍ったが、メッセージを見て変な鼓動に変わった。

〇〇「〈おめでとう、七瀬〉」

なんとかメッセージを打ち込む。
たったそれだけの文章なのに、何十分もかかってしまった。

七瀬「〈ありがとう。

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素直に

素直に

素直にあなたに逢いたいと言えたら
どれだけ楽なんだろう

素直にあなたの声が聞きたいと言えたら
どれだけ楽なんだろう

素直にあなたにかまって欲しいって言えたら
どれだけ楽なんだろう

素直にあなたに好きって言えたら
どれだけ楽なんだろう

素直に自分の思っている気持ちを言えたら
どれだけ楽なんだろう

いつからあなたの笑顔は私には向かなくなってしまったんだろう。

好きなときに好きな人に会えるの

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黒猫ハルカ

黒猫ハルカ

いつもと同じくらいの時間。
残業した帰り道にスーパーに寄る。

すっかり淋しくなった棚から適当に食材を取ってかごに入れる。

30歳も間近に迫った独身彼女なし独り暮らし。
せめてもと思い、自炊だけは欠かさないようにしていた。

健康のため
節約のため
あとは少しでもモテるため

会社や友人たちには適当にそんな理由をつけて自炊をしている理由を返していた。

しかし、本当は別の理由があった。

アパー

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3 きっかけは突然に

3 きっかけは突然に

まさかの秋元康と今野義雄に演奏を聴いてもらえるというスペイベをなんとかやりきった〇〇は、再び平穏な日々を過ごしていた。

その日は唯一とっていた大学の授業が休講になり、おまけにバイトも入れていなかったから朝から悠々自適にのんびりできると思い家でゴロゴロしていたのだが、そんな平穏な1日をぶち壊す一件の電話が鳴った。

スマホの液晶にうつる名前を見て、〇〇は深々とため息をついた。
そこには実の姉の名前

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隣は推しメン 中編

隣は推しメン 中編

フランクフルトに降り立った〇〇は海外でより一層の緊張感のある入国審査をパスして、なんとか無事に入国を果たした。

空港からホテルのある駅までは電車で向かう。

Uberとかのほうがラクだという人もいるかもしれないが、異国の地で公共交通に乗るとなんとなくその国や地域の文化に触れられる気がして好きだった。

空港直結の地下鉄駅で切符を買う。

改札のない駅を進み、ホームへと向かう。
スーツケースをガラ

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2 坂道のマネージャーは人気者

2 坂道のマネージャーは人気者

七瀬「〇〇、疲れた~」

収録終わり。
楽屋に戻ってきた西野七瀬はキョロキョロとあたりを見回すと、ちょうど楽屋のソファーの前でしゃがみこんで何やら作業をしていた〇〇の姿を見つけると衣装のままテクテク近寄っていった。

そして、躊躇なんて微塵もない感じで体重を預けるように〇〇の背中に落ちるように抱きつく。

「うおっ…ぐぅっ…こ、こらっ…しゃがんでる人間に全力でのしかかったら危ないって何度言えば…」

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4 アイドルアソート

4 アイドルアソート

時刻は夜の7時になろうとしていた。
日も沈み、あたりには街路灯の明かりやお店や家々の照明が漏れて照らされている。

〇〇は一人目的地へと急ぐ。

お酒好きにとっては魅惑的な三軒茶屋の三角地帯。
リーズナブルなお店からディープな雰囲気のお店まで幅広いお店が軒を連ねる。

平日ど真ん中だからか、思っていたより人は少ない。それでも、酒好きの人々がすでにそこらかしこで盛り上がりを見せていた。

そんな三角

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隣は推しメン 前編

隣は推しメン 前編

東京、羽田空港第2ターミナル。
コロナが開けて国際線ターミナルとしての役割を開始した真新しい施設を喜多川〇〇は一人で大きなキャリーケースを引きながら歩みを進める。

航空保安検査は何回やっても慣れない。
悪いことはしていないのに、緊張感に苛まれる空気は心臓の鼓動を早める。

とはいえ、引っかかったことなんてないのだけど。
心配性なうえに自身がない性格に自分でも辟易とする。

コロナ明けの久しぶりの

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