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オンライン授業体験談エッセイ集(碩学舎デジタル教育研究会)

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碩学舎デジタル教育研究会の研究員の皆さんによる大学授業エッセイです。デジタル教科書を使った授業、オンライン授業についてのご自身の経験を語っていただいています。
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学生と教員がともに学ぶデジタル教科書利用法:山本奈央先生(名古屋市立大学)

学生と教員がともに学ぶデジタル教科書利用法:山本奈央先生(名古屋市立大学)

2021年春 デジタル教科書導入にあたり教員(私)が考えたこと
 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、私の所属する大学でも2020年より、オンライン講義が導入された。
 私は2019年末から1年強の育児休業に入ったため、2021年4月にはじめてオンライン講義を行うことになった。この時点ではオンライン講義に関する知識もノウハウもほとんどなく、むしろ学生のほうが講義の受け方や課題提出等、オンライン

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デジタル教科書を活用したアクティブラーニング授業の展開:柳到亨先生(和歌山大学)

デジタル教科書を活用したアクティブラーニング授業の展開:柳到亨先生(和歌山大学)

授業の概要 私が担当している科目は、商品企画論です。採用した教科書は「1からの商品企画」で、生協システムを活用した授業をしました。受講生は主に2回生・3回生を中心とした150名程度で、月曜日1時限90分授業です。後期(10月―2月)の15回授業を行いました。
 皆さんが周知されているように、アクティブラーニングとは、教員による一方的な講義形式とは異なり、受講者の主体的かつ能動的な学習への参加を取り

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私がデジタル教科書を採用していない理由:坂田隆文先生(中京大学)

私がデジタル教科書を採用していない理由:坂田隆文先生(中京大学)

はじめに 碩学舎デジタル教育研究会の一員としてこのようなタイトルのnoteを書くのには、実は勇気がいりました。そこで、「おいっ坂田、何を書いとんねん」(研究会メンバーは私と違って紳士淑女の集いなのでもっと丁寧なお言葉かとは思いますが)というツッコミもあることを覚悟のうえでこのタイトルを付けた理由から説明したいと思います。
 碩学舎デジタル教育研究会とは、デジタル教材を用いた授業運営の工夫やコツを共

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