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"教育系" note まとめ

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"教育系" noteのまとめです。
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2019年3月の記事一覧

寝たきりの親友と話していた「自信」に対する考察

生前、よく自宅からリモートで働いていた番田雄太と「一緒に働くってどういう事?」「所属してるって何?」「自分を好きになれって言われても・・・」というような話を、それはもう頻繁にしていた。   いかに人は絶望状態から希望を得て、自分を信じる状態へ至るのか。私と番田の経験に則り、5段階仮説としてまとめてみる事にした。 番田はよく「孤独」を私に訴えた。 番田雄太とは、2013年12月から2017年9年に彼が亡くなるまで、ほぼ毎日共に活動した、私の1歳年下の親友、相棒だ。 私は20

言語化して初めて、世界への解像度は上がる。

言語化を大事だと思っている人は多くいるが、それがなぜかを言語化できる人は少ない。 僕は社内で、何か壁にぶち当たってるメンバーがいれば、「まず言語化しろよ」と言っている。それは課題抽出だったり企画づくりだったり、またはレポートを作成する場面でも同じだ。分かってないやつほど「やってますよ」と言う。どれどれ、と見てみると、ただ情報や発言が羅列してあるだけ。それは言語化とは言わない。 言語化とは、自らの解釈を通して、物事に対してオリジナルの輪郭を与えることだ。と僕は思っている。そ

「罪」について。小3長男との対話

わが息子。小3、不登校。週に数回学校へ行く。友達とは普通に遊ぶ。たまに1学年上の子とも遊んだりする。好きな人には社交的。そのわりに、からかわれたり怒られたりするととても傷つき、落ち込む。 今日の投稿は、小3長男が不登校であることはあまり関係がないのだけど、「罪」について夢中で会話した内容。せっかくなので同じマガジンに入れてみる。 好きな曲をAmazon Echo(アレクサ)で聴いていて、こんなことを言い始めた。(次男がすでに寝てしまったのもあると思う) これは面白いと思

世界史のまとめ×SDGs 目標③すべての人に健康と福祉を:1979年~現在[後編]

 SDGsとは「世界のあらゆる人々のかかえる問題を解するために、国連で採択された目標」のことです。  言い換えれば「2019年になっても、人類が解決することができていない問題」を、2030年までにどの程度まで解決するべきか定めた目標です。  17の目標の詳細はこちら。  SDGsの前身であるMDGs(ミレニアム開発目標)が、「発展途上国」の課題解決に重点を置いていたのに対し、SDGsでは「先進国を含めた世界中の国々」をターゲットに据えています。  一見「発展途上国」の問題にみ

学校で同じ授業を聞いても、出来る子と出来ない子のなぜ

息子の授業参観に出席したとき、小学生28名が様々な姿勢で黒板に向かって教えている先生を眺めているのが観察できた。背筋をピンと張って真っ直ぐな眼差しで見つめる子がいれば、顎を机において半目で聞いている子、窓の外が何度も気になる子、隣の友達に口パクで何か伝えようとしている子、後ろにたっているママが気になる子、開いたノートから顔を上げない子。その光景に明らかに集中していない自分の子どもに、苦笑いして気まずそうにクラスの後ろで立っている親が数多くいた。 先生が説明を終え、黒板から振

【ミクロ経済学-講義資料】1章-8節.2要素生産関数

ミクロ経済学1章「企業行動の分析」8節.「2要素生産関数」の講義動画・講義資料です。 この講義内容・解答は有料記事内の動画URLをクリックすることにより見ることができます。 講義資料の1枚目だけをサンプル提供し、それ以降の講義資料は有料提供とさせていただきます。また有料記事内ではPDFでの提供を行っています。↓↓

¥100

東大現役合格した娘の「最強の武器」

天才・東海林さだおは「ドーダ学」を創始した記念碑的名著「もっとコロッケな日本語を」で、「30分以内に自分が東大卒であることを会話に紛れ込ませる人」というドーダ事例を挙げている。 ちなみにドーダ学とは、自慢(=「ドーダ!」と言ってしまうこと)が人類史を支配しているとの天啓を受け、天才・東海林さだおが世界を切り取る枠組みとして提唱したものである。 感銘を受けた鹿島茂が「ドーダの近代史」を皮切りに西郷隆盛、小林秀雄、森鴎外などの「ドーダ」シリーズ評伝を発表。今や「ドーダ学西荻学派」

この街ではじかれた若者たち

身体が動かない。学校が嫌いだ。ゲーム、ゲーム、ゲーム。なんとかしたいと思っていても動けない身体。誰も頼る大人なんていない。学校に行っても正解でもない。じゃあ、どうしたらいいんだ。居場所もない。動けない無限ループ。 「お前なんて家からいなくなればいい」「あんたが働く給与は私のものだからね、2万だけ渡すわ」「存在する価値あるの?」「お前は男じゃないのか?」 用意されないご飯。置かれた100円玉、3つ。洗濯されない散らばった服。 外にようやく出れた。コンビニに行こう。寒い。出

【104回】学びの主役は子どもだ(190329)

偶然、Eテレをつけたら、「教育最前線・学校の授業が変わる!」という番組が始まった。 娘たちも一緒にテレビを眺めている。けれど、新しい教育のことなんて、子どもたちが見るものなのかな…これ、保護者とか大人向けでしょ…。 東京の麹町中学校長である工藤勇一氏も登場。 テストがない。宿題がない。 「ええっ!」という長女の言葉。 「うーん、でも自分で学びたいことや、自分の学びのスピードの合わせて勉強するほうがいいだろう?ほら、先に先に勉強したい人がいても、待っていないといけないこ

「国の安全を保ち人を繋げるのは教育から」後藤淳一郎さん

元海上自衛隊で防人と歩む会を運営されている後藤淳一郎さん。 人を繋ぐ事に携わり続けて教育に尽力していらっしゃる、後藤さんの中心軸にある精神性と、これからの未来についてたっぷりと伺って来ました。 後藤淳一郎さんのプロフィール 経歴:元海上自衛隊 現在の活動:防人と歩む会 理事長 座右の銘:努力努力努力 記者 今日はよろしくお願いいたします。 後藤淳一郎さん(以下、後藤、敬称略)よろしくお願いします。 「転職者が働きやすい環境を整えたり、若者たちに思ってい

プロンプトの出し方

応用行動分析を活用した療育に 欠かせないことがあります。 それは、 エラーレスラーニング というものです。 エラーレスとは 誤学習をさせないこと。 つまり、ABAでは 最初から適切な行動を 教えるのです。 日本人の教育は 「失敗は成功の元」という、 失敗から学ぶスタイルですが、 それでは適切な行動が なかなか身につきません。 それどころか、 誤学習したものが ずっと定着してしまうため、 訂正するのに時間がかかったり、 訂正できないまま一生を終える可能性も 実はあ

¥3,000

全生徒とslackで連絡し、自由な授業を受けられるN高が凄い。

1年ほど前、とあるITベンチャーのイベントで、1人の高校生に会ったことがある。 そのイベントは、非常に人気の高いもので、有名IT企業のマネージャークラスや、有力なベンチャーにいる人が参加していて抽選倍率も非常に高いものだった。しかし、その中に一人やたらと若めの大学生っぽい子がいて、早めに就活してるのかな、と気になったので話しかけてみたら、彼はまだ高校生だという。 高校生でITベンチャーのイベントになぜ参加しているのか?たずねてみたら、どうやらビジネスコンテストにも出場し、

新しい新人教育アイデア

今年は、ほんと忙しくてやる事が盛りだくさん でも、入社する新人は例年に増して想い入れがある。 そんなとき思いついた新しい新人教育アイデアをシェアしようと思います。 見るべきメディアを、情報を、伝える。 という方法です。 具体的には、ビジネス用SNSアカウントを作ってもらい ・フォローすべき人 ・メルマガ登録すべきマガジン を伝える。 という方法です。 研修で1日かけて情熱込めて伝えるのも悪くないけど 「次の日に忘れちゃう」のも避けられない事実。 なら、日々見るメディ

教育としてのマイクラ

Minecraftと呼ばれる世界的に有名なゲームがある。これは、ブロックを配置して建築など楽しむゲームなのだが最近教育の現場で注目を集めている。 グローバルティーチャー賞という先生のノーベル賞とよばれるものがあるのだが、凄いことに今年は正頭先生という日本人の先生が最終候補の10人にノミネートされていた。 その正頭先生が取り組んでいるのが教育版マインクラフトを使った英語の授業だ。先生の授業では、生徒が4人一組で指定された形の家を作ることを求められる。生徒たちは全く先生からイ