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【104回】学びの主役は子どもだ(190329)

偶然、Eテレをつけたら、「教育最前線・学校の授業が変わる!」という番組が始まった。

娘たちも一緒にテレビを眺めている。けれど、新しい教育のことなんて、子どもたちが見るものなのかな…これ、保護者とか大人向けでしょ…。

東京の麹町中学校長である工藤勇一氏も登場。
テストがない。宿題がない。

「ええっ!」という長女の言葉。

「うーん、でも自分で学びたいことや、自分の学びのスピードの合わせて勉強するほうがいいだろう?ほら、先に先に勉強したい人がいても、待っていないといけないこともある。人それぞれだよね」

長女はどんどん先に学びを進めていきたいタイプなので、長女に合わせて話をした。
(それにしても、「テスト・宿題がない中学校」とは、想像ができない。工藤勇一氏の著作はまだ読んでいない。気になるなあ)


番組は続く。

「主体的・対話的で深い学び」「プログラミング」「ICT」

まずは小6の授業。タブレットを使い、ロボットを動かしていく。
繰り返される「トライ&エラー」。こうしたらいいのではないかと仮設をたて、実証、修正。目的に向かって学び続ける。

もう1つ。小4社会の事例。
地域のことを実地で調べる。
タブレットを用いる。調査も、資料収集、写真撮影、資料をまとめ、発表の準備もできる。
まとめの資料上にリンクを貼れば、直接新しい情報にとぶ。インタラクティブな仕組みも簡単だ。
簡単に、安心して挑戦できる環境をICTは作り出してくれる。

なによりも、小4、や小6の目の輝き、意欲の高さと、「子どもたちが自分たちですいすいタブレットを操って学習をすることができるのだ!!」という驚きがある。

「いいなあ」
「やりたいなあ」

長女のつぶやきが聞こえる。
ああ、そうか。
「主体的・対話的で深い学び」「プログラミング」「ICT」「外国語」…
未来の社会を作る人のための、新しい学びが始まっていく。
学びの主役は、子どもじゃないか。
だから当然、「これからは、新しくこういう学習をするよ」「その目的はこういうことなんだよ」という情報を、子どもが知っておくべきじゃないか。

「教育最前線・学校の授業が変わる!」のように、新しい教育内容と目的を教えてくれる番組を子どもが見ることは、逆にとてもいいことではないか。

隣にいる長女がワクワクしているのがわかる。
学習はこうでなくっちゃな。

もっともっと、これから先の社会のこと、社会を作るのに役に立つ学びのことを知っておかないといけないな。
僕も子どもたちと一緒に学ぶのだ。


※ヘッダー
対話するレゴたち。
職員室。僕の机の中にはレゴが少し入っている。机上にレゴを置いて、考えるときに机の上で並べていた。