アニメ英語翻訳の現場から
時にはまったく別のセリフに置き換える英訳も?!筆者は、時に「アニオタ」というありがたい称号をいただくことがある。大学の言語学の授業などでたまに日本のアニメの英訳を材料として、社会言語学や翻訳の社会文化的背景の話をしたりするからだろう。ただ、メジャーなスタジオジブリの作品だけでも言語学のネタは満載なので、実はジブリ以外のアニメはそんなに詳しいわけではない。その「高貴」な称号も言語学を教える者としては、という但し書き付きのものである。
昨年(2021年)、ルーマニアのバベシュ・