べレ出版語学編集部

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べレ出版語学編集部

語学学習に有益な本をお届けします。英語の他、中国語、韓国語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ラテン語、アラビア語など、さまざまな言語を出版中!毎週金曜日17時に更新! ホームページ:https://www.beret.co.jp/

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  • 語学書の著者のコラム

    ベレ出版語学書の著者による、本を書くこと以外のお仕事の話、教えること、ことばにまつわること、言語について。

  • 言葉にかかわる人のコラム

    言葉を扱う仕事に携わる人のコラムです。通訳者、翻訳者、映画字幕翻訳、校正者などなど、お仕事のお話や、その国の文化や言葉について語っていただきます。

最近の記事

濱田伊織のオーストラリアに暮らしてみれば―毎日がちょっとだけ新しい #1

はじめまして! こんにちは、濱田伊織です。『洗練された会話のための英語表現集』(ベレ出版)などの英語学習書籍や学術論文・書籍を執筆しています。今月から、オーストラリアでの経験をもとに、私が得た知見を4回にわたってお届けしていきます。 オーストラリアって、こんなに多彩!オーストラリアと聞いて、何を思い浮かべますか?カンガルー?コアラ?それとも広大なアウトバック?確かに、オーストラリアの自然は壮大で圧倒されます。しかし、この国の魅力はそれだけではありません。実は、多言語・多文

    • 学びを行動に変える実践ノート、バレットジャーナルのはじめ方 〜カスタマイズ編〜

      SAKURACO Hello folks! 『SAKURACO’s こなれ英語LESSON』の著者、日本人初のバレットジャーナル®︎認定トレーナー、SAKURACOです。 今回の連載でバレットジャーナルの魅力、セットアップ方法、そして肝心要の振り返り方の基本的なバレットジャーナル術のはじめ方をご紹介してきました。シリーズ最終回の本記事は、私が過去に使ったカスタマイズ例を一挙にシェアしていきます。 カスタムぺージは自分の意識を向けたいものに対して、具体的な施策を練ったり、行

      • 学びを行動に変える実践ノート、バレットジャーナルのはじめ方 〜振り返り編〜

        SAKURACO Hello folks! 『SAKURACO’s こなれ英語LESSON』の著者、日本人初のバレットジャーナル®︎認定トレーナー、SAKURACOです。 前回の記事ではたったの5分あれば完成しちゃうバレットジャーナルのセットアップ方法と、具体的な書き込み方をご紹介しました。 実用的でとことんシンプルなバレットジャーナルはすぐに日常に取り入れられるのが魅力。 しかしその反面…「振り返り方がイマイチわからなくてただのTodoリスト化してしまう」「振り返り

        • 学びを行動に変える実践ノート、バレットジャーナルのはじめ方 〜セットアップ編〜

          SAKURACO Hello folks! 『SAKURACO’s こなれ英語LESSON』の著者、日本人初のバレットジャーナル®︎認定トレーナー、SAKURACOです。 前回の記事では、バレットジャーナルの魅力についてお話ししました。今回はバレットジャーナルを実際に始めるための、基本的な書き方とセットアップを解説していきます! ノートとペンのご用意はよろしいですか? それでは参りましょう! 1. 基本の書き方箇条書きより賢いラピッド・ログバレットジャーナルは、情報をとに

        濱田伊織のオーストラリアに暮らしてみれば―毎日がちょっとだけ新しい #1

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          学びを行動に変える実践ノート、バレットジャーナルのはじめ方 〜準備編〜

          SAKURACO Hello folks!『SAKURACO’s こなれ英語LESSON』の著者、日本人初のバレットジャーナル®︎認定トレーナー、SAKURACOです。 前回の連載【英語でセルフケア:心も頭も整える英語活用術】では英語でジャーナリングをすることの効用や具体的なやり方をご紹介しました。今回は4回に渡り「バレットジャーナル」というノート術を使い、学びを日々の暮らしに落とし込んでいく方法をご紹介していきます。 実用的なシステムと、意図的に生きるための実践法が合

          学びを行動に変える実践ノート、バレットジャーナルのはじめ方 〜準備編〜

          Mr. Evineの「英文法 違いが分かるかな?」クイズ

          第4回:日本人を悩ませる「限定詞」恵比須大輔 Hi、皆さん、Evineです。 今回でひとまずこのコラムは最終回です。 時制や助動詞など、似ている英文法や表現のニュアンスの違いで、英語学習者、特に初中級レベルの方が悩みがちなものをクイズ形式で解説してきました。 いずれも「Evineの英語塾」で中高生や一般の社会人から、授業で実際にいただいた質問に基づきクイズをお届けしてきましたが、最終回は、小さなパーツ、でも大きな発信力を持つ「限定詞」のクイズです。 それでは、早速チャレ

          Mr. Evineの「英文法 違いが分かるかな?」クイズ

          Mr. Evineの「英文法 違いが分かるかな?」クイズ

          第3回:「仮定法」、使いこなせてる?恵比須大輔 Hi、皆さん、Evineです。時制や助動詞など、似ている英文法や表現のニュアンスの違いで、英語学習者、特に初中級レベルの方が悩みがちなものをクイズ形式で解説していきます。「Evineの英語塾」で中高生や一般の社会人から、授業で実際にいただいた質問を中心に、皆さんとシェアさせていただきます。今回は「仮定法」です。 それでは、早速クイズにチャレンジしてみましょう! Q.1 「休暇を満喫できるといいね」を英語で話すと、どちらが自

          Mr. Evineの「英文法 違いが分かるかな?」クイズ

          Mr. Evineの「英文法 違いが分かるかな?」クイズ

          第2回:様々な「助動詞」使い分け恵比須大輔 Hi、皆さん、Evineです。時制や助動詞など、似ている英文法や表現のニュアンスの違いで、英語学習者、特に初中級レベルの方が悩みがちなものをクイズ形式で解説していきます。 「Evineの英語塾」で中高生や一般の社会人から、授業で実際にいただいた質問を中心に、皆さんとシェアさせていただきます。今回は「助動詞」です。 それでは、早速クイズにチャレンジしてみましょう。 Q.1 「バス停で待ちますね」を英語で話すと?空所に入る英語を

          Mr. Evineの「英文法 違いが分かるかな?」クイズ

          Mr. Evineの「英文法 違いが分かるかな?」クイズ

          第1回:「過去形」と「現在完了形」使い分け 恵比須大輔 Hi、皆さん、2024年7月の連載を担当させていただくこととなりましたEvineこと恵比須です。時制や助動詞など、似ている英文法や表現のニュアンスの違いで、英語学習者、特に初中級レベルの方が悩みがちなものをクイズ形式で解説したいと思います。 僕は書籍執筆の傍ら、「Evineの英語塾」という教室で中高生以外にも一般の社会人を教えていますが、授業で実際にいただいた質問を中心に全4回、皆さんとシェアさせていただきます。

          Mr. Evineの「英文法 違いが分かるかな?」クイズ

          言葉が増えれば世界も広がる —私が多言語に携わることとなったのは

          青木隆浩 第四回:多言語を通して見えてくる文化 1.言語から文化を知るみなさん、こんにちは。今回は多言語を学ぶことで見えてくる文化や歴史的背景についてお話いたします。 私はこれまでに中国語、韓国語、モンゴル語、ロシア語などを学んだことがあります。これらの言葉が話されている国は互いに国境を接していることから、それぞれの言語を比較したり、その変遷をたどったりしていくことで、相互の関係が見えてくることもあります。 まず、単独の言語の話から始めましょう。 各言語の語彙から、そ

          言葉が増えれば世界も広がる —私が多言語に携わることとなったのは

          言葉が増えれば世界も広がる —私が多言語に携わることとなったのは

          青木隆浩 第三回:多言語を学ぶ上で大切なこと 1.多言語を学ぶようになった動機みなさん、こんにちは。今回は私が多言語を学ぶようになったきっかけと、それらを学ぶ過程でのエピソードなどについてお話ししたいと思います。 私が高校生の頃、世界約20カ国の姉妹提携校の高校生が日本にやって来て、日本の文化を体験したり、互いにディスカッションをしたりする国際交流イベントが開かれました。学生スタッフに選ばれた私は、各言語で簡単な挨拶や誘導などのフレーズを覚えることにしました。 2.「

          言葉が増えれば世界も広がる —私が多言語に携わることとなったのは

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          青木隆浩 第二回:スピーチコンテストへの挑戦 1.大会に向けての取り組みみなさん、こんにちは。今回はスピーチコンテストへの挑戦についてお話いたします。 中国語に夢中だった私は、中国語が学べる高校に進学しました。その高校では、1、2年生は週6時間、3年生は週9時間と、毎日中国語の授業があり、高校3年次に私は学習の集大成として、日中友好協会主催の全日本中国語スピーチコンテストに挑戦することにしました。 スピーチのテーマには、短期留学先の中国で出会ったおばあさんとの交流を選び

          言葉が増えれば世界も広がる —私が多言語に携わることとなったのは

          言葉が増えれば世界も広がる —私が多言語に携わることとなったのは

          青木隆浩 第一回:私を魅了した中国語みなさん、こんにちは。昨年春の連載「言葉は話すためにある —勉強だけではもったいない!」に続き、今月再びnoteを担当させていただくことになりました、青木です。 今回は私が一番初めに外国語に興味を持ったきっかけや、当時の外国語学習方法などについてお話したいと思います。 1.外国語を学び始めたきっかけ私が小学生だった90年代は、出稼ぎや国際結婚などで外国人が徐々に増えてきた時代でした。そうした中、親の仕事で来日した外国人児童の受け皿およ

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          韓国語圏フィールドワークの世界

          髙木丈也(慶應義塾大学 総合政策学部専任講師) 第4回 私の韓国語圏フィールドワーク③:旧ソ連地域こんにちは。今回も世界のコリアンをめぐるフィールドワークについてのコラムが続きます。最終回の今回は旧ソ連地域に住む高麗人の話をしましょう。 もともとロシアの極東(沿海州)地域には、19世紀中盤以降、朝鮮半島からの移住民が居住していました。彼らは主に農業に従事していましたが、日本のスパイと目され、1937年にスターリンによって遠く離れた中央アジアへと強制移住させられます。実に1

          韓国語圏フィールドワークの世界

          韓国語圏フィールドワークの世界

          髙木丈也(慶應義塾大学 総合政策学部専任講師) 第3回 私の韓国語圏フィールドワーク②:中華人民共和国世界のコリアンをめぐるフィールドワーク。今回は中華人民共和国(以下、中国)の朝鮮族の話をしましょう。 朝鮮半島から中国への移住皆さんよくご存知のように中国は多民族国家で、漢族以外に55の少数民族が暮らしています。そのうちの1つが今回、ご紹介する朝鮮族です。私は2014年以降、彼らの言語や文化に興味を持ち、機会があるごとにその居住地域を訪れてきました。 朝鮮族が多く居住す

          韓国語圏フィールドワークの世界

          韓国語圏フィールドワークの世界

          髙木丈也(慶應義塾大学 総合政策学部専任講師) 第2回 私の韓国語圏フィールドワーク①:アメリカ合衆国 こんにちは。前回は私が学生と行ったフィールドワークについてご紹介しました。今回からは、私が個人的に行っているフィールドワークをご紹介しましょう。 前回のコラムでもふれたとおり、私は社会言語学を専門としており、具体的には韓国語や韓国語圏の社会について研究しています。 例えば、フランス語圏というと、フランスに加え、アフリカの国々やスイス、ベルギー、ルクセンブルク…というよ

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