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2024/09/19(木)マンチェスターにある美術館のトイレで日本人に出会ったのだが、

バーミンガムからバスに揺られること2時間。エティハドスタジアムへ行くため、念願のマンチェスターにやってきた。

日本だとコンビニでトイレを済ますことができるのは当たり前だが、駅構内にあるイギリスのトイレは有料。基本的にスーパーマーケットではトイレの貸出が無かったりと、この国ではトイレを見つけるのが難しい。

どこで用を足そうか考えていたそのとき、降り立ったバスステーションの近くに美術館があることに気が付いた。

イギリスの美術館は入館料が不要なことで有名だ。

館内でまばらにマンチェスターシティのユニフォームを着た人たちが見える。きっとみんな同じように試合までの時間を潰しているのだろう。

ようやくトイレに到着し、ズボンを少し下ろして解放していたその時、隣とそのもう一つ隣の小便器に日本人がやってきた。

「はよ試合観たいなー。」
「ブレントフォードにはさすがに負けないでしょ」

おいおい、吾輩も日本人でっせ。

小便中に隣の人に目を向け、
「あっ、こんにちは。ども、僕も日本人です」
と言うのは、さすがに少し気が引ける。

結局何も言わないまま、扉を開けてトイレを後にした。

マンチェスターの美術館で偶然日本人に出会ったとき、あなたなら声をかけますか。それとも知らないフリをしますか。


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