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「縁の下の力持ち」たちをご覧あれ。アメフトの魅力が詰まったテレビ「オードリーのNFL倶楽部」。今季は春日さんが奮闘し、若林さんの「穴」を埋める

毎年、秋から冬にかけて楽しみにしているテレビ番組がある。日本テレビで放送しているアメリカンフットボールの情報番組「オードリーのNFL倶楽部」だ。若林正恭さんと春日俊彰さんがMCとなって、プロフットボールNFLのゲームハイライトを中心に紹介する内容。アメフト経験者だけに、この競技への愛情が詰まっており、楽しみやすい番組だ。

オードリーの2人がMCを担当したのは2010年。2016年からはオードリーの冠番組として続いている。今季は若林さんが休みで、春日さん中心に日本テレビの渡辺結衣アナウンサーと番組を盛り上げている。

高校時代にランニングバックとしてプレーしていた若林さん。試合の重要な場面を紹介しながら、最後にオチをつけるのに楽しみがある。

しかし今季、若林さんがシーズン中休むことが発表された。ネットの情報だと、来年2月の東京ドームでのライブに向けて準備に忙しいという。

若林さんが休む「穴」をどうカバーするのか。ここで春日さんが奮闘している。高校時代にオフェンスラインとディフェンスラインの両方でプレーした経験を発揮している。

それが見事に生かされているのが「ラインに刮目せよ」のコーナーだ。試合のカギを握った場面で、ラインでプレーしている選手の位置取りや動きを伝えて、ビッグプレーを支えた「縁の下の力持ち」たちのプレーを解説してくれる。

私のようなアメフトのプレー経験のない者にも分かりやすい。どうしても司令塔のクォーターバックの華麗なパスや、俊足ランニングバックのビッグゲインに目が向いてしまうが、それを支える者たちの「アシスト」は分かりにくい。それを伝えてくれるのはありがたい。

9月に開幕したNFL。2月に行われる頂上決戦「スーパーボウル」に向けて、各チームの激しい戦いが繰り広げられている。

今月15日に放送されたのは14週目のハイライト。各チームともシーズン17試合を行い、1週の休みがあるため、シーズンは18週行われる。レギュラーシーズン終盤を迎え、プレーオフに進出するチームもあれば、脱落するチームも出てくる状況だ。

14週目には珍しいゲームもあった。大抵の試合は相手の陣地までボールを運ぶタッチダウンがあり、それが試合の見どころ。ただ、その試合では1つもなく、試合終盤のキック1本で勝敗が決まったのだ。

ミネソタ・バイキングスとラスベガス・レイダースの試合。各チームとも守備の活躍が光り、試合終盤まで0-0とスコアレスの展開に。

終了残り2分にバイキングスのキッカー、G・ジョセフ選手のフィールドゴールが決まり3点を奪ったが、これが決勝点に。3-0という試合は16年ぶりの珍事だったという。

レギュラーシーズンが終わった後もプレーオフがあり、来年2月11日にラスベガスで行われるスーパーボウルまで、まだまだ熱い戦いは続く。

今季、若林さんがいないのは寂しいが、春日さんの熱い司会進行ぶりで、まだまだ楽しめそうだ。

この番組は日本テレビのほかにも、CS放送やTVerでも視聴できるので、ぜひ一度ご覧いただくことをお勧めします。

華麗なプレー、縁の下の力持ちたちの献身。春日さんの熱い語りで余すところなく紹介する番組をご覧あれ。

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