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朗希の今季「第一球」。初の実戦でいきなり160キロ!日本の主砲村上選手を空振り三振。WBCも楽しみだ

ロッテの佐々木朗希投手(21)が今季初の実戦。初回から160キロをマークし、驚異的な滑り出しを見せた。ヤクルトとの練習試合。日本の主砲ともいえる村上宗隆選手(23)からは空振り三振を奪い、「朗希フィーバー」は今年も続きそうだ。来月行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が期待できる十分すぎる今季の「第一球」となった。

昨季に日本一となったオリックスから完全試合を成し遂げた朗希投手。今季の初実戦もいきなり絶好調のスタートを切った。

先頭の丸山和郁選手から直球とフォークで空振り三振を奪うと、奪三振ショーが開幕。続く侍ジャパンの中村悠平選手にはスライダーを投じて空振り三振。そして3番内山壮真選手相手に160キロをマークし、三者連続空振り三振を奪った。

圧巻は続く二回の4番村上選手との対戦だった。昨季史上最年少で三冠王を樹立したスラッガー。当然、侍ジャパン入りしている。日本の主砲ともいえる村上選手にも、カウント1-2から160キロのストレートを投げ込み、空振り三振を奪った。

この試合2回29球を投げて、許したヒットは1本のみ。無失点で計5個の三振を奪って、マウンドを降りた。初実戦で十分すぎる内容だった。

「初の実戦にしてはバランスよく、全体的に変化球も含めて、まとまりのある中で投げられた」と振り返った朗希投手。

「完全試合男」対「三冠王」の対決については、「練習試合とはいえ、ホームランを打たれたくなかった」。ホームランどころか、160キロで村上選手のバットは空を切り三振を奪ったのだから、満足の出来だったろう。

朗希投手と村上選手はかつて2度対戦している。2021年6月の交流戦では、プロ初となる被弾を喫した。2度目は昨年7月のオールスター。この時はセンター前ヒットを浴びている。

村上選手には打たれてばかりだったので、朗希投手がようやく抑えられた形だ。「苦手意識」は払拭できただろう。

今季はWBCでチームメートとなる2人。ひとまず「休戦」して、世界一に向けて共闘することになる。

いきなり絶好調の投球を見せてくれた朗希投手。今季はどれだけすごいピッチングとなるのだろう。WBC、そして今季のレギュラーシーズンが楽しみだ。

朗希投手の剛腕ぶりに今季も注目を!

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