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エンゼルスの「野球小僧」大谷選手は球宴のホームランダービーに出るのだろうか。昨季の本塁打王は辞退

昨季ホームラン46本を放ったエンゼルスの大谷翔平選手(27)。ホームランキングのタイトルは逃したものの、大谷選手の魅力の一つが本塁打を放つことだと、改めて感じたシーズンだった。今年7月に行われるホームランダービーに出場するのかどうか、やきもきしているファンも多いだろう。

28日(日本時間29日)にアナハイムで行われたホワイトソックス戦。大谷選手は3回裏にソロ本塁打を放った。先発クエト投手の141キロのカットボールを振り抜くと、打球はセンターフェンスを軽々と越えていった。

大谷選手にとって3試合ぶりとなる17号アーチ。直前にトラウト選手がレフトへ一発を放っていたので、大谷選手と連弾となった。

大谷選手の飛距離は128mだった。その打球の軌跡を眺めながら、来月行われるオールスターのホームランダービーに出るのか気になった。

昨年出場した大谷選手は、1回戦でナショナルズのソト選手と対戦。28-31で惜敗し、初戦で敗退した。ファンとしては「今年こそ」と期待は高まるだろう。

一方で、ブルージェイズのゲレロ・ジュニア選手は昨季に続いて出場しないと明らかにした。昨シーズン48本放ちアリーグ本塁打王に輝いた長距離砲。しかし、5月に左手首を痛めたため、大事を取って決断したという。

ゲレロ・ジュニア選手は「ホームランダービーでは、あまりに多くのスイングをしなければならないので、再び痛めたくない」と語った。優勝賞金は100万ドルもするのだが、やはり健康第。辞退する気持ちは分からないではない。

では、大谷選手はどうだろう?「野球小僧」と呼ぶにふさわしいほど、プレーすることを楽しんでいる。今季も出るのだろうか。

22日(日本時間23日)に、インタビューを受けた大谷選手。本塁打ダービーについて問われると「光栄なことなので前向きに考えたいと思う」と答えている。

ただし、こう付け加えた。「シーズン中、どこで投げるかにも変わってくる。一番はシーズンを無理なく過ごすこと。その予定によって変わってくると思う」。

そうなのだ。大谷選手は魅力的なスラッガーであると同時に、「二刀流」のピッチャーでもある。シーズン中にいつ投げるかによって、球宴との向き合い方も変わってくる。

大谷選手の「二刀流」。投打ともに全力を尽くす姿勢に、改めて賛辞を送りたくなる。まずは、シーズンの試合で、さらなる活躍を期待したい。

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