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「阪神の日本一」。もう昭和ハラスメントじゃない!38年ぶり2度目。平成をまたぎ、令和に達成。若者ファンも味わえる

阪神ファンの皆様、優勝おめでとうございます。38年間待つのは大変長かったと思います。そして若者の皆さんには初めての歓喜ですね。前回の日本一は1985年。昭和60年のことですから、生まれていなかった人も多いでしょう。ようやく老若男女の阪神ファンが日本一を分かち合える。阪神の「アレのアレ」は長く語り継がれるでしょう。

年配の阪神ファンが恍惚とした表情を浮かべて、日本一の思い出話をする。西武との頂上決戦。当時、日本シリーズはデーゲームで行われていました。

「バースだ!掛布だ!岡田だ!」この年のレギュラーシーズンで阪神のクリーンアップが宿敵巨人から放ったバックスクリーン3連発。現在、指揮官の岡田彰布監督(65)は当時、チームの主力メンバーだったのです。

おじさん、おばさん世代が熱く当時を振り返る。でも若者世代の阪神ファンは複雑でしょう。自分はまだ生まれていないのですから。

「それ、昭和ハラスメントですよ!」と言う若者もいるかもしれない。昭和の話をとうとうと語られてもついていけない。

「10年ひと昔」と言われたけれど、現代では5年、いや数年前のことすら遠い昔のことに思えるのに、38年前の昭和の話をされても…。

1985年。日航ジャンボ機墜落事件という痛ましい事故が起きました。日本電信電話公社が民営化されNTTが発足。男女雇用機会均等法が成立。日本の対米黒字の削減が同意されたプラザ合意などなど。これらはバブル経済前の話です。

これでようやく老若男女の阪神ファンが日本一を分かち合える。若者世代にとって、「初めての」日本一。格別なものがあるのではないでしょうか。自分の知らない思い出話でなく、リアルタイムで日本一というものを味わえるのですから。

今年の日本シリーズは第7銭までもつれるハラハラした展開に。前日の第6戦で、「日本のエース」オリックスの山本由伸投手に完投勝利を許して3勝3敗に追いつかれた。「勢いはオリックス」と言われた中で、阪神が息を吹き返して最終戦をものにした。

ノイジー選手が四回に2戦連続となるアーチを放ち先制。この3ランでチームは波に乗った。

五回には森下翔太選手、大山悠輔選手、ノイジー選手のクリーンアップが3者連続のタイムリーを放って3点を追加。九回にも森下選手のセンター前への適時打でダメ押し。最終戦を完勝して、日本一をつかみました。

岡田監督がマウンド付近で胴上げされました。5回宙を舞った姿を阪神ファンは永遠に心に刻むでしょう。

38年ぶりの日本一。本当に長かった。阪神が京セラドームで日本一を決めた7-1のスコア。敵地で6点差での頂点。ちなみに1985年の時も敵地西武球場で9-3と6点差で日本一を決めました。

えっ、これも昭和ハラスメント?では、このへんでやめます。阪神ファンの皆さん、今年の日本一をじっくりとかみしめてください。改めてですが、おめでとうございます。

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