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WBCへ侍ジャパンの勇士30選手決定。ダルビッシュ投手よ、チームを引っ張って!大会初出場が26人。フレッシュな顔ぶれ

3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の出場30選手が確定した。メジャーリーガー5人、大会初出場が26人と実力あるフレッシュな顔ぶれとなった。ここで気になるのはチームのけん引役だ。メンバー最年長で、過去の大会で出場実績のあるダルビッシュ有投手(36)にチームを引っ張っていってほしいと願う。

投打二刀流のエンゼルス・大谷翔平選手ら12人はすでに発表されていた。26日に18人のメンバーも決定して、世界一奪還を狙う陣容が固まった。

大会は投手の球数制限もあり、多くのピッチャーを選ぶ必要がある。今回15人のピッチャーが選ばれた。

1次ラウンド65球、準々決勝80球、準決勝と決勝は95球だ。先発投手が5回まで投げ切るのは簡単ではない。「第2先発」と起用する方法がマストとなる。15人の投手選出は現実的な策だろう。

そのため外野手は5人と少数精鋭となる。阪神の近本光司選手やヤクルトの塩見泰隆選手が選考外となったのは痛いが、短期決戦で勝ち上がるための栗山英樹監督の方針を尊重したい。

気になるのは「キャプテン」の存在だ。優秀なタレントを多く集めても、チームが一つにならなければ、頂点に立つことはできない。

最適な人材は巨人の坂本勇人選手だっただろう。2度のWBC出場経験がある実力者。本人も「あの緊張感の中で野球をすることは大変なこと」と話している。

しかし、レギュラーシーズンに集中するため、ジャパン入りを辞退した。昨季、開幕前を含めて3度、チームを離脱したため、今季にかける思いが強いのだ。

そうなると、侍ジャパンを引っ張るのは誰だろうか。やはりダルビッシュ投手をおいて、他にはいないように思う。

2009年の大会優勝メンバーでもあり、この短期決戦を勝つ抜く術を知っている。しかも普段からSNS上で、野球について語る「ご意見番」でもある。チームをまとめる役にぴったりだろう。

大会を通じて、そして1試合を通じて、流れが悪くなる時もある。その時に、けん引役の一言でチームが勢いづくことは、数限りなくある。

侍ジャパンは勝ち上がれば、1次ラウンドと準々決勝は日本、準決勝と決勝は米国で試合を行う。日米で球場の質も雰囲気も大きく変わる中で、両国でプレー経験のあるダルビッシュの言葉は重く響くはずだ。

「世界一」奪還に向けて、チームを引っ張る存在は欠かせない。そして、その人の発する言葉はチームの生死を左右する。

ダルビッシュ投手よ、チームをまとめて、侍ジャパンに栄冠をもたらしてほしい。

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