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「真司、おかえりなさい」。セレッソ大阪に12年半ぶりに復帰の香川選手。開幕戦のチケット売り上げが好調

セレッソ大阪のサポーターは首を長くして待っていたに違いない。元日本代表で海外で長く活躍していた香川真司選手(33)が12年半ぶりに古巣に戻ってきたのだから。18日に行われる今季開幕戦のチケット販売が好調なのだ。「世界のカガワ」が「セレッソの真司」として再びピッチに立つ。開幕戦にかける期待の高さが伝わってくる。

香川選手は2006年から約5年、セレッソに在籍した。その多くはJ2時代。サポーターにとっては厳しい時代を支えてくれた頼もしい存在だった。

2010年シーズンにドイツのボルシア・ドルトムントに移籍後、イングランドのマンチェスター・ユナイテッドなどでも活躍し、「世界のカガワ」として、海外のピッチに立ち続けてきた。

昨季はベルギー1部、シントトロイデンでプレーし、今季、ついに12年半ぶりにセレッソのユニホームを着ることになったのだ。

ハタチ前後をセレッソでプレーした若き香川選手。今や、円熟味を増して古巣に帰ってきた。YouTubeの「サッカーダイジェストTV」のコメント欄には「あんなに幼かった香川がこんな渋い大人になって帰ってくるとは感慨深い」と書かれた投稿もあったそうだ。

海外で成長した香川選手が、セレッソでどんなプレーを見せてくれるのか。ワクワク感が高まるのも当然だろう。

その期待はチケット販売に表れている。今月18日にホームで行われるリーグ開幕の新潟戦の売り上げが好調なのだ。

クラブの広報によると「昨年の同時期に比べて、約6000枚多く売れている」という。昨季のホーム開幕戦(京都戦)は入場者数が9766人だった。今季は、これからまだまだ売れる可能性は高い。

海外で長くプレーした選手が古巣に戻って、チケット販売に貢献するのは、なにもサッカーだけではない。野球でも2021年シーズンに「マー君効果」があったのを忘れられない。

ニューヨーク・ヤンキースで7年プレーした田中将大投手が楽天に復帰した際も同様の効果があった。ホーム仙台で行われた開幕3連戦のチケットが「球団史上最速」で完売したのだ。

2013年に楽天を初の日本一に導いて、米国へ渡ったマー君。その雄姿が再び見られるとあって、チケット販売につながったのは当然と言えるだろう。

香川選手の復帰も同様にチケットの売り上げで貢献している。12年半の海外での成長ぶりをファンはライブで見たいのだ。

「真司、おかえりなさい」。サポーターが待ちに待っていた香川選手のセレッソ復帰。期待通りのプレーをピッチに刻んでほしい。18日のセレッソ開幕戦が待ちきれない。

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