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筒香選手、来季は「ブランド確立」の年だ。パイレーツと単年で再契約。2年後に強豪チームで主力としてプレーを!

ピッツバーグ・パイレーツからFAとなっていた筒香嘉智選手(29)が1年400万ドル(4.5億円)で再契約したという。今季、パイレーツに移籍後は目覚ましい活躍を見せていた。来年は勝負の年と位置付けていると思った。

メジャー2年目の今季は、レイズ、ドジャース、パイレーツと3球団を渡り歩き「ジャーニーマン(旅人)」という印象が強かった。来季は1球団に腰を落ち着けて、自分のプレーを最大限に高めたいというのが、筒香選手の思いだったに違いない。

8月にパイレーツに移籍後は、8月からの43試合で持ち前の長打力が爆発した。昨季に並ぶ8本塁打を放ち、25打点をマークして、勝負強さがあることを証明した。

筒香選手には、パイレーツのほかにも、4球団が興味を示していたという。その中で、パイレーツを選んだ。しかもチームからは2年契約の提示もあったが、筒香選手は1年契約を選んだ。

代理人のジョエル・ウルフ氏によると、筒香選手は、1年契約で、ほかの選手と併用されることなく、毎日プレーできる環境を与えてくれるチームと契約したかったそうだ。そこでチーム側は、筒香選手に、来季一塁手のレギュラーとして起用することを約束したという。

パイレーツについて厳しい見方をすれば、来季、優勝争いに加わるのは難しいだろう。そのチームの中で、きっちりと「ツツゴウは使える選手」と世間に認めさせたい思いがあるに違いない。

さらなるステップとして、強豪チームにレギュラーとして契約して、優勝争いに加わりたいという思いがあるのではないか。

選手としてプレーしている以上、優勝戦線でヒリヒリするような感覚を味わって戦いたいと思うものではないか。

今季終盤に、エンゼルスの大谷翔平選手もファンの人も好きで、球団の雰囲気も好きだとした上で「ただ、それ以上に勝ちたいという気持ちが強いですし」と率直に語ったことがある。

筒香選手も同じ思いではないか。優勝争いの中で主力として戦いたい。しかし、それには、まずは「ツツゴウ・ブランド」を確立する必要がある。

昨年はレイズでアリーグの優勝メンバーだったが、シーズン中にあまり活躍できず、ワールドシリーズでは出番はほとんどなかった。

チームの優勝争いだけでなく、自分もその主力として戦いたい。そのために来季は、優勝とは縁遠いチームでも、自らの力が本物であることを示し、2年後に強豪チームと契約して、主力として世界一を目指すつもりではないだろうか。

筒香選手の「主力としての世界一2年計画」。来年の活躍を楽しみに見守りたい。

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