見出し画像

4年連続Bクラスのカープ。令和初のCS進出は新井新監督に託された。今季初の対外試合で初勝利。指導力に期待

ちょっとびっくりするかもしれないが、広島カープは令和に入ってから、クライマックスシリーズ(CS)に進出していない。セリーグでは広島が唯一の球団だ。試合のチケットを入手するのが難しいほどの人気チームなのに、ここ最近、レギュラーシーズンで終わってしまっている。令和初のCSへ、新井貴浩・新監督(46)に希望が託された。

新井監督は現役時代に広島、阪神で20シーズンにわたって2203安打を放ち、名球会入りを果たしている。2018年に現役引退後、解説者として野球と関わってきた。

その後、カープは4年連続Bクラス。CS進出を絶たれている。令和になって、今年は5年目となるが、広島のポストシーズンでの勇姿が見られずにいるのだ。

そして、今シーズンから新井監督がチームの指揮を取ることになった。カープの20代目の監督となる。過去には日本プロ野球選手会長を務めたこともあり、チームを引っ張るのに最適の人材でもあるだろう。

沖縄・宜野湾で19日に行われたDeNAとの練習試合。新井カープとなって初の対外試合だ。

初回にいきなり、新井新体制の祝砲が生まれた。1死一、二塁の好機に、4番マクブルーム選手がレフトスタンドへ先制3ランを放ったのだ。

守っては、このリードを先発の遠藤淳志投手ら5人の投手リレーで被安打4、1失点に抑えて、新井カープが3-1で対外試合初勝利を収めた。

そして課題にもメドが立ったようだ。昨季は盗塁が両リーグ最少の26だった。しかし、この試合では、二回に羽月隆太郎選手、七回に上本崇司選手、九回には大盛穂選手がそれぞれ二盗を決めている。1試合計3盗塁。「高速カープ」もしっかりアピールした。

昭和50年代生まれの監督は、これまで新井監督を含めて5人しかいない。しかしチームの指導に「若さ」は関係ないだろう。

しっかり課題を見極めて、初の対外試合から結果を出している。新井カープには期待できそうだ。

打って、守って、しっかり走る。これができれば、今季のカープの躍進も十分にありえそうだ。

46歳の「ルーキー監督」がカープをどう引っ張っていくか。練習試合から見守っていきたい。

この記事が参加している募集

#スキしてみて

527,181件

#スポーツ観戦記

13,533件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?