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彼が出場していたら蹴らせてもらえただろうか?サッカー欧州CL。冨安選手所属のアーセナルがPK戦を制し14季ぶり8強入り。2年前のW杯クロアチア戦では蹴る機会なし

もしも彼が出場していたら、蹴らせてもらえただろうか。サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)。冨安健祥選手所属のアーセナル(イングランド)がPK戦を制して14季ぶりの8強入りを決めた。もしも冨安選手が出場していたら、彼がPKを蹴るチャンスを与えられていたかを思っていた。

冨安選手は2月上旬に行われたアジアカップで日本代表として出場していたが、大会後は所属クラブのアーセナルの試合に6試合連続欠場していた。ふくらはぎ痛が原因だった。

その間、アーセナルは欧州CLの決勝トーナメントを戦っていた。1回戦の相手はポルト(ポルトガル)。ホームアンドアウェーで行われ、敵地での第1戦をアーセナルは0-1で落としていた。

勝ち上がるためには第2戦での勝利がマストだった。ロンドンで12日に行われたホームゲーム。冨安選手はクラブでの試合で昨年12月31日以来のベンチ入りを果たした。

第2戦で前半41分にアーセナルのトロサール選手がゴールを決めた。これがこの試合唯一のゴールとなった。第1戦との合計スコアは1-1。同点のため延長戦に突入した。ここで決着がつかず、PK戦にもつれ込んだ。

結局、冨安選手はピッチに立つことがなかったため、PK戦の出番はなかった。息詰まるPK戦を制したのはアーセナルだった。

アーセナルの4選手が全員キックを決めた。一方でGKラヤ選手はポルトの4選手のキックのうち、2本をセーブ。アーセナルがPK戦4-2で14季ぶりに8強入りを決めた。

PK戦を見ながら、私は考えていた。もしも冨安選手が延長戦を終えた時点でピッチに立っていたら、PKを蹴るチャンスを与えられていただろうかと。

2年前に行われたカタールのワールドカップ。日本は決勝トーナメントでクロアチアにPK戦の末に敗れた。この時、冨安選手は蹴る機会がなかった。

アーセナルのPK戦を見ながら、私は冨安選手なら、どの方向に向かってシュートしていたかを想像した。

アーセナルは14季ぶりに8強入りを果たした。4月に行われる準々決勝に冨安選手が出場する可能性もある。そこでも2戦通じて同じスコア、延長でも決着がつかなければ、再びPK戦となる。その時に冨安選手に蹴る機会は与えられるのだろうか。

日本代表はPK戦を苦手としている。この課題を克服するには、緊迫した場面でPKを蹴る経験が必要だ。

冨安選手が今後、PKを蹴るチャンスが出てくるだろうか。そのことを考えながら、今後の欧州CLを見ていきたいと思う。

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