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イチローさんとTikTok人気の女子高校球児が対決!草球球チームと女子高校選抜チームがガチ試合

イチローさんとTikTokで人気の女子高校球児が対決!女子高校野球選抜強化プロクラムで、イチローさんの草野球チームと女子高校選抜チームがエキシビジョンマッチを行った。親善試合という雰囲気はなく、かなりのガチモード。イチローさんが先発して9回完封した。

イチローさんの草野球チーム「KOBE CHIBEN」は普段は軟式ボールのチーム。それが相手は女子高生とはいえ、硬式で試合を行うのだから、試合は大接戦となった。KOBEがエラーがらみで得た「虎の子」を守り、1-0で逃げ切った。

イチローさんは9番ピッチャーで先発。147球を投げ、9回完封。最速は135キロをマークし、かなり本気で投げていた。終盤は投球時にうなり声が出るほどだった。

注目は、五回裏に先頭でイチローさんが打席に立った場面だ。マウンドには高知中央高の松本里乃投手。今夏に甲子園で行われた女子高校野球決勝の舞台に立った選手だ。しかもTikTokでフォロワーが80万人もいる人気TikTokerでもある。

この対戦で、松本投手はスライダーで、イチロー選手をセカンドゴロに打ち取ったのだ。48歳になったとはいえ、往年のスーパースターをアウトにしたのは大きな自信になるだろう。

一方で、七回表に無死一、二塁と女子チームがチャンスの場面。今後はピッチャーがイチローさん、打者が松本さんとなった。イチローさんはえぐいスライダーで三振を奪い、きっちり「やり返し」ていた。

イチローさんは、第1打席ではピッチャーゴロ、第3打線では一塁への併殺打と、打席では結果が出なかった。

ただマウンドでは17奪三振と力投。神野百花選手に2打席続けて死球を与えてしまう場面もあったが、帽子を取って深々とおじぎをしていた。

女子選手はファールで粘るなど、イチローさんのボールに食らいついていた。その意気込みは、彼女たちに最高の経験となるだろう。

イチローさんは130キロ台のボールを次々と投げ込んでいた。ピンチになると、ギアを上げるようにボールに勢いが増した。女子選手たちには、生きたボールで、これだけの速球に対峙できるのは、そう経験できることでもないだろう。

イチローさんは、マウンドで何度も足がつったような場面が見られたが、最後まで投げ抜いた。勝ちたいという意識とともに、女子選手たちに多くの経験を積んでほしいと思ったからだろう。

KOBEがガチモードで試合をしたため、親善試合的な雰囲気ではなく、かなり見ごたえある展開となった。女子チームの唯一の失点は四回裏にエラーがらみで失った1点のみ。互角の戦いだった。

この2チームの戦い。来年も実現してほしいなあと思う。強化という点では、女子チームに予想以上のものがあったはずだ。ナイスゲームでした。

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