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元気ハツラツ! 完全制覇人生問答

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JR全線完全制覇達成をはじめとした完全制覇家・塾長と現在、全市町村踏破に挑んでいる高橋御山人による元気ハツラツ人生をめぐる問答。
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Q4:趣味人と求道者では、人間的に何が違うのでしょうか? また前者から後者への変身は可能でしょうか?

御山人:趣味人と求道者の大きな違いは、長期展望の有無でしょうな。「最早趣味ではない」と言われるかどうかはそこでしょう。塾長は確かJR全線乗車に13年掛かったと仰ってましたな。やつがれの全市町村踏破も、全生涯の集計結果でござるが、初集計からでも、既に3年が経ち申した。創作系に関しても、塾長の「英雄シリーズ」執筆開始より、既に2年くらいは経ってござろう。塾長と共同で出版した神社対談オーディオブック「高

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Q3:趣味はいかにしたら「道」へと昇華できるのでございましょうか?

御山人:「道」というと、孔子の「朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり」という言葉を思い出しますなあ。この道は真理というような意味でござるが、この言葉のポイントは「死んでもいい」という事ですわな。言い換えれば、真理を知る事は我が人生の全てである、ということですな。

これを今回の話の文脈で考えてみますと、人生の全てと言えるような趣味ですな。塾長は「家産を破りかねぬ、危険な没入行為」と仰ったが、「死ん

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Q3:趣味はいかにしたら「道」へと昇華できるのでございましょうか?

塾長:この問いに答えるにあたり、まず「道」とは何かを定義しておいたほうがよいでしょうな。
我輩としては、道とは「それによっておのれを鍛錬し、それと同時に磨きがかけられてゆくもの」と定義しとうござる。
よく鉄道趣味を、同好の士は「金を失う道」と自虐的にもうしますが、「道」とはともすれば、家産を破りかねぬ、危険な没入行為だと思われます。そこが、日々の生活を豊かにする「趣味」との違いではありますまいか。

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子供の将来を決定づけるのは、学校ではなく家庭文化だ。

行動力は、おっちょこちょい者への神様からの贈り物。
・テーマを追求する。没入最高。
・行動力がある。跳躍最高。
・粘り強く取り組む。めげない精神力最高。
このところ、坊やの進学に向けて学校説明会にいくつか参加したのだが、いずこも育成したい人物像は通底していた。私なりに煎じ詰めれば、上記の3点となる。
不遜を承知でいうが、この理想の人物像は私そのものである。
私の人生のテーマは「家族文化と自己教育」

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Q2:「運命の趣味」と出会うにはどうすればいいのか?

御山人:「運命」というくらいですから。塾長のおっしゃるように、生まれ落ちた家庭環境が、決定的な影響を及ぼしますな。
やつがれの趣味、ここまで金や時間を投資して、外部に発信もしていると、人は「最早趣味ではない」と言いますが、ともかく、その主たる趣味である旅と、歴史・宗教・民俗の研究は、明らかに家庭環境を出発点としております。

やつがれの実家は、名古屋市街地のマンションなので、日本の伝統社会や文化と

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Q2:「運命の趣味」と出会うにはどうすればいいのか?

塾長:師も我輩も全国各地を旅してきました。ただ、師の旅をみるにつけ、自分の旅はどうやら「見聞」というものだったと気づきもうした。
ご承知のとおり、我輩は幾多の社会的遭難を経験しております。だが、これらにしても、「たった一度の人生、すべて見てやろう」という精神の発露であったようですな。
そんな見聞欲求は、日本の風土・歴史にとどまらず、世間のしくみ、そして自分という人間に対しても向けられています。

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Q1:完全制覇家はどのような日常を送っているのか?

御山人:日常と言えば、まあ、やつがれ(注:このマガジンにおける御山人の一人称)は勤め人ですから、平日はサラリーマン仕事ですわな。社内SEの仕事。しかしこれは、面白くない訳ではないですが、日々の糧を得る為にやっているだけですな。

じゃあ休日とか夜遅くとか、仕事をしていない時間は何をしているかというと、研究、取材、執筆に集約出来るでしょう。やつがれは、生計という観点を別にすれば、本業は「神話伝説研究

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Q1:完全制覇家はどのような日常を送っているのか?

塾長:こうやってあらたまると、どのあたりから語っていけばいいのか、いくぶん戸惑っているところでござる。なので、ふだんのチャットに送るような文章で書き始めましたが、こんな感じでやっていくといたしましょうか。

先日、坊やと道の駅スタンプラリーをいたしました。今回は新潟県内にある38ヶ所の道の駅を踏破しようというわけです。
当初は3泊4日を予定しておりましたが、結局は2日半でコンプリート。鼠ケ関駅で前

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なぜ「完全制覇」を志すと、人は元気ハツラツになるのか?

まもなく50歳になろうというのに元気ハツラツだ。つねに意欲的で、人生や日々の生活に飽くということはない。
これまで離婚2回、事業の失敗は数知れず、被告にも2度、落選も2度経験した。そんな苦境を迎えれば、それなりに落ち込むことはあるが、ほどなく元気を取り戻して、ふたたびチャレンジしようという気持ちが高まってくる。
これは多分に生まれつきの性格という側面もあるだろうが、それだけではなさそうである。それ

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