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中国の飛行機で起きたビックリな事件

「異文化コミュニケーション論」という授業を担当しているので、その採点を毎回します。が、異文化コミュニケーション論のテストは論述が主なので、「まずは日本語を勉強してください」と言いたくなる答案が多いです笑。でも、ごくたまーに奇跡の答案にめぐりあうことがあります。

そういう時は、「私が言ったことが、ちゃんと伝わってた〜♪」と嬉しくなって、「あなたはもう、どこの異文化でも生きていけますよ」という気持ちになります。

私がこれまでの人生で経験した異文化でのビックリな出来事で、5本の指に入るのは、中国の飛行機での事件。

学会で延吉という場所に行くのに乗った飛行機で、22時頃には空港に到着するはずが、全然着かない。やっと0時頃に「着陸した〜」と思ったら、機長の中国語のアナウンスの直後、周りの中国人が叫び出して、てんやわんやの大騒ぎ。何事かと思ったけれど、英語のアナウンスがないのでよく分からず。

飛行機を降りて、そこにいたスタッフに拙い中国語で聞いてみたところ、

なんと……

別の空港に着いていた笑

着陸するまで、そのことを(英語はもちろんのこと)中国語でもアナウンスしなかったんですね。大騒ぎになるはずですよ笑

ホテルは手配してくれたけれど、ものすごく遠いところにバスで移動させられて、バス内では中国人が叫び続け笑、ホテルに着いたのが午前2時頃……

そして、翌朝、午前5時に出発すると笑

いろんな異文化体験をしてきた私も、さすがに、一瞬「頭おかしいんじゃないの?」と思いましたが笑

さらに、ホテルは二人部屋で、全く知らない中国人と同じ部屋で一晩すごすことに(一晩といっても数時間ですが笑)。

翌朝、飛行機には乗れましたけど、朝から始まっている学会には間に合うはずもなく、完全に遅刻という。でも、まあ、異文化に入ったら、こんなことは日常茶飯事ですからね笑

奇跡の答案を書いた彼女も、異文化の中でたくましく生きていって欲しいなあと思っています。


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