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紙の本で読むべき名作選「電子書籍を越えてゆけ!」

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こちらの記事を発端に https://note.mu/scaristory_eng/n/n2e375e2477e2「電子書籍ではなく紙の本で読んでこそ味わいのある名作・好著」を紹… もっと読む
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ジュニア層向けに出版してほしい海外怪奇小説の名作を集めてみた

ハヤカワジュニアブックスさんが「ホラー」シリーズを出し始めたというニュースを受けて。 い…

西島大介先生の「やっぱ紙だろがぁっ」の叫びにファンとしても紙媒体愛好家としても賛…

最近ことにホラーとかオバケとかラテンアメリカ文学の話ばかりしていますが、 私、ちゃんと日…

【紙の本で読むべき名作選#30】保育園児の娘が歴史に興味を持った!「決戦!どうぶつ…

なんとなく表紙を見て面白そう、と思い手にした絵本、「決戦!どうぶつ関ヶ原」↓ なんという…

【紙の本で読むべき名作選#29】真に労作というにふさわしい「戦国大名勢力変遷地図」…

戦国大名の勢力圏分布図というと、高校の日本史の教科書や参考書に収録された地図がイメージさ…

【紙の本で読むべき名作選#28】「島津斉彬言行録」で電子書籍を越えてゆけ!って並の…

幕末日本を率いた薩摩藩の殿様、島津斉彬。西郷隆盛や大久保利通といった有名人たちも、島津斉…

【紙の本で読むべき名作選#27】傑作ファンタジー「イラハイ」で電子書籍を越えてゆけ…

第五回日本ファンタジーノベル大賞受賞作にして、私の感想では90年代最高のファンタジー小説!…

【紙の本で読むべき名作選#26】ニッチな高単価書籍のはずがヒット商品に!?「有職装束大全」で電子書籍を越えてゆけ!

「電子書籍で済む本」と「紙の本で手に取ってほしい本」とを振り分け、後者の名品を紹介していくことで書籍文化に貢献したい、という想いから続けてきたこのマガジン。第26回目にして、実に興味深い事例を新聞記事から見つけてきました。 本来は専門家向けのニッチな商品という位置づけのはずの、「奈良・平安以来の日本の朝廷の服装を細かく図解する本」が、出版社の在庫が危機に陥るほどの売れ行きだそうです。7000円台という単価設定だというのに、です!それがコチラ!↓ 「この本が売れている!」と

【紙の本で読むべき名作選#25】電子書籍販売が不可能な理想的一冊!「世界食べものマ…

どんなに電子書籍が栄えても、「これは紙の本で読まないと感動できない」という本は残るのだ、…

【紙の本で読むべき名作選#24】スクウェアエニックス出身デザイナーと薬学のタッグ!…

私もRPGのドンピシャ世代ですから、こういう絵柄には思わず反応してしまいます。「なんだか見…

【紙の本で読むべき名作選#23】写真の美しすぎる「ふしぎの祭り」で電子書籍を越えて…

日本各地の「伝統的な祭り」は、いうまでもなく、貴重な文化です。 民俗学の学術論文10冊を読…

【紙の本で読むべき名作選#22】中上健次「紀州」で電子書籍を越えてゆけ!

戦後の日本人小説家としては三島由紀夫や大江健三郎などがしばしば言及されますが、私にとって…

【紙の本で読むべき名作選#21】「太平記」で電子書籍を越えてゆけ!

この正月休みを利用して、お酒を飲みながら、『太平記』を通読しておりました。やはり、面白い…

【紙の本で読むべき名作選#20】「経済学に最小限必要な数学」で電子書籍を越えてゆけ…

このたび縁があってPMBOKの合宿に参加してまいりました。「アメリカのビジネス理論であるらし…

【紙の本で読むべき名作選#19】三歳児の感受性が見た「先住民アイヌ民族」で電子書籍を越えてゆけ!

子供の発想というものには、時に震撼するレベルのすばらしさがあります。 我が家の三歳児の娘が、本棚にあった「別冊太陽 先住民アイヌ民族」という大判書籍を取り出して、「これはなあに?」と聞いてきました。 わかるはずもない、と思いながら、「アイヌという人たちの作った、きれいな服やアクセサリーがいっぱい載っている本だよ」と適当な説明をした私。 ところが娘が「読みたい!」とせがんできたので、適当にページをぱらぱらとめくってやると、 「あ、これは迷路だ!」 と叫んで、指でしきり