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【紙の本で読むべき名作選#25】電子書籍販売が不可能な理想的一冊!「世界食べものマップ」で電子書籍を越えてゆけ!

どんなに電子書籍が栄えても、「これは紙の本で読まないと感動できない」という本は残るのだ、という主張を続けてきた私。このマガジン第25回目にして、究極の形態ともいえる一冊を紹介いたします

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『世界食べものマップ』です!

「なあんだ、絵本か?」と思わないでください。ただの絵本ではありません。たとえば「トルコ」一国だけで、このページの細かさ!

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この調子で世界中のさまざまな国の食べ物事情が詳細に記載されているわけですから、情報量の多さの見当がつくかと!

つまりこれは、大人の鑑賞にも耐えられる「地理の勉強の本」なのです

なにが理想的かというと、

・A5判という大きさ!ページがたっぷり大判なのでじっくり目を通さないといけない

・イラスト自体が愛らしいので、インテリアとして本棚に飾っておきたくなる

・内容をどこかにデータでコピーしても意味がない!この絵本の形で、この大きさでパラパラとめくることで、「東に行けば行くほど、小麦文化がだんだん米文化に変わっていくのだな」とか、「あれ?タピオカの原料って南米が原産なの?!」とか、いろんな気づきがある。デジタル化したら価値が激減する「右脳刺激型の勉強本」である。

このようなカタチの、「単価としては高いけど、一度買って本棚にオシャレに飾りたい、かつ、たまに何気なく開くたびに、あたらしい気づきがある」という本こそ、電子書籍がどれだけ流行しようと絶対に滅びない「紙の本であるべきメディア」ではないでしょうか?

こういう本がいろいろ本棚にあって、文庫や新書で済むものだけが電子書籍リーダーに保存されている、というライフスタイルが、私の理想ですねー!





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子供の時の私を夜な夜な悩ませてくれた、、、しかし、今は大事な「自分の精神世界の仲間達」となった、夢日記の登場キャラクター達と一緒に、日々、文章の腕、イラストの腕を磨いていきます!ちょっと特異な気質を持ってるらしい私の人生経験が、誰かの人生の励みや参考になれば嬉しいです!