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魚月ねこ(占い師)
2023年5月3日 00:03
第四節:妃姫の復帰莉愛が辞め…気が付けば、オープンから半年で半分ほど女の子が辞めていた。女の子を補充しようにも地域柄、中々女の子は入って来ず…逆に客が居ない女の子はお店側としては負担になる事も私達、経営陣は分かっていた。そんな、ある日…「妃姫を2階で復帰させようか」と久我さんが言い出した。「それ、秋山が許しますか??」「俺が言えば秋山も断れないから」と自信たっぷりに
2023年4月27日 01:21
第三節:使い勝手がいいキャスト??この頃、私は莉愛の件以外にも他にも頭を抱えるがあった。昨年から度々あった事だが、店長の伊能君にしても、たまにホールに入る瀬名君にしても女の子が余っているのに私を使う傾向があった。私を使う機会としては、手癖が悪くて女の子もゲンナリするお客様、あとは気難しいお客様、太っている女の子が嫌なお客様などなど。基本、何処のキャバクラでもそうだが上位ランカーは指
2023年4月26日 11:18
第二節:事故毎年、春先近くなると私は急性胃腸炎になる。多分、年末の忙しさからストレスが蓄積された結果、ほっとした時に一気に病気を発症するのだろう。この時もそうだった。急性胃腸炎になった為、朝からすごく体調が悪く…吐き気、熱、寒気など、ありとあらゆる最悪な症状を引き起こしていた。結果、会社…お店は休む事に。だけど、その間に事件が遭った事など私は知らなかった。一週間後、
2023年4月24日 15:11
第一節:災厄の始まり昨年、良いスタートを切って、とても良い締め括りだったが…この年はそうはいかなかった。年明け早々、一人のボーイが飛んだ事から示される様にこの年は多く問題が上がる年だった。私にとって災厄の日々の始まり。2月ー。その日は営業前から慌ただしい日だった。「何かあったんですか??」「将利が飛んだ」手塚さんは私に言うと1階のお店に入って行った。(将利、
2023年3月28日 22:01
第四節:始動その日はよく晴れた日だった。不動産へ行くと車が用意されていて、借りる予定の物件まで車で案内された。久我さんの運営するキャバクラ「ホワイトリリー」の前を通り過ぎ、ビルに入ると次々と空き店舗を見て回ったが、ホワイトリリーの店舗を知っているだけに正直どれも古いと感じた。最初に地下の物件を見学した時、「地下は止めましょう。地下は気が滅入る(汗)」なんて手塚さんが見た目とは違っ