noteステッチ部 2月の巻
母の「まさかコロナ感染?」「へ?入院?」騒動などなどなどがあり(ひとまず陰性でした)、今頃の発表になってしまいましたが、やっとこさ、2月の巻の発表です。
2月は、モズ(和名:百舌(百舌鳥))
昨年11月に行った岐阜城の麓で遭遇、パチリしました。
この日のことも、また書きたいなぁ。
なんて思いつつ一体いつになるやら・・・
って、そんなんばっかだわ。笑
モズは、百の舌、と名前にもある通り(諸説あり)、様々な鳥の鳴きまねを織り交ぜて複雑に鳴くことが出来ます。
しかし、鳴きまねをするのはオスだけで、たくさんの鳥の歌マネレパートリーが多く、鳴きまね上手なオスはモテるのだそうです。
鳴きまねじゃない、モズのさえずりはこちら↓
※日本野鳥の会のサイトからお借りしました。
小さくて可愛らしいのですが、見た目と違って気性は荒く、獲物は昆虫や爬虫類などだけでなく、カギ型の鋭い嘴でネズミなどの小さな動物や小鳥も狙うので、小さな猛禽類、とも言われています。
でも、かわいいw
モズと言えば、「はやにえ」。
尖った小枝や、有刺鉄線のトゲなどに、捕ったカエルや蜂などを串刺しにする、ちょっと生贄みたいに残酷なような不思議な習性です。
はやにえする理由は、「食料の備蓄のため」「餌が捕れすぎたため」「縄張りをアピールするため」「モズは脚が弱く、獲物を押さえて食べることが出来ないため、獲物を固定して食べる」など、諸説ありますが、まだ解明されていないようです。
そういえば、モズは「はやにえ」した場所を忘れちゃう、ちょっとおマヌケな鳥、なんて聞いたことがあるのですが、どうなんだろう?
と、調べてみたら、モズの「はやにえ」は解明されていたようです!
「はやにえ」はオスの非繁殖期のみの行動で、オスは繁殖期までに、それまで溜めた「はやにえ」を食べて栄養を摂取します。
「はやにえ」を食べた量が多ければ多いほど、栄養状態がよくなって、歌唱速度が上がり(メスは早口が好きなんですって)、歌の質も向上します。
そして、いざ繁殖期。
早口の歌声が好みのメスは、この歌唱速度、歌の質が上がったオスの求愛を受ける確率が高くなるんだそう。
しかも、「はやにえ」をたくさん食べたオスは、食べる量が少ないオスに比べて、より早い時期に、配偶者を獲得できるデータもあり、
つまり「はやにえ」は、メス好みの歌がうたえるようになり、より高い確率で、早く配偶者を獲得するための栄養食として機能している事が判明したそうです。
モズの配偶者を選ぶ権利は一方的にメスにあり(笑)、オスは自分の縄張りで、自分の事を気に入ってくれるメスをひたすら待つ身なんですって。
がんばれ、オス!
私の今年度のチクチクテーマは「野鳥」
ざっくりマイルールはこちら。
4月 ジョウビタキ
5月 ジョビオとジョビコ
6月 ツバメ
7月 コマドリ
8月 イソヒヨドリ
9月 アカショウビン
10月 エナガ
11月 ヤマドリ
12月 オシドリ
1月 オオタカ
そして、今月の2月は、モズでした。
ではでは、また。
お付き合いいただき、有難うございました。
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