記事一覧
五感のいちばん尖ったとこを
五感のいちばん尖ったとこを
知ったひとがどれほどいるか
各人の歴史
生きた轍
時の連なり
すべてことごとくに反映して
二又でも三叉路でも
迷うとは思いよらず
他人には魔宮に見えれど
あなたにはただ一筋ひかれている
わからなくてもわかっている
「わたしは耳。
音が鳴ればからだがうれしい。
目のほうはサッパリですが」という人
それでいい それでいいの
目と耳と鼻と口と肌で社会ができます
知っているものと知らないもの
もうすでに、
知っているものを何回もくりかえすのが好きだ。
映画も、音楽も、場所も、
一度見たもの、聴いたもの、行ったところに、
できればくりかえし触れたい。
知らないものは怖い。
知らないものは刺激的。
知らないものは美しい。
そんなにはいらないや、と思ってしまう。
心がもたない。
と、思ってはいるけれど、
知らないものに果敢に挑戦している人を見ると、
知らない世界で楽しそうに
そんなのロマネスクじゃない
アルミ製の大きなものを持ちながら都会を歩くのは神経を使う。
しかもトレイのように、薄っぺらくてカンタンに風に煽られてしまい、おまけに古本屋さんでもらうような向こうが透けて見える薄いビニル袋に入れてあるものは尚更だ。
ちょっと気を抜いたすきに、あっちこっちに当たってバイイイインッという轟音を立てる。周りのひとがびくっとし、怪訝そうな目でこちらを見る。
すみません、バイイイン、すみません、バイイイイ
マッカーサーam1:00
マッカーサー
マッカーサー
まっさかさまのマッカーサ
お決まりコースはありません
数億年かけてもできません
ただ マグマの下を通ってください
息をひそめて走ってください
あの人にバレてはいけません
びくっとしてはいけません
瞼を閉じてはいけません
深呼吸しちゃいけません
こっそり見るのもいけません
歩幅を合わせちゃいけません
ジタバタしてもいけません
迷子になっちゃいけません
赤信号わたっ
8月27日と28日の日記
日記の世界では、
せっせと昨日を生きています。
弟とごはんに行きました。
弟は音楽のしごとを(まだ学生ですが)やっているので、
なんだか外見もその道っぽくなって、
黒い帽子なんかかぶっていて、
さぞかし異世界かと思いきや、
なかみはちっとも変わっていませんでした。
姉弟でカウンターに座ってお酒を飲んだのは生まれて初めてで、
子どものころいつかはくるのかな〜なんてそわそわしつつ、
わたしがお酒を
サーカスナイトが通り過ぎた
せかいのことは
あまりにひとりごと
ぐるぐると回って
ゆらゆらと巡って
わたしは 宇宙をみるよ
拠りどころは
ご自分で
そうしてまた
自転をくり返していく
せかいのことは
あまりにひとりごと
ぐるぐると巡って
きらきらとまたたいて
ちいさなビックバン 耳元でおこるよ
拠りどころは
見つからず
ポーンとまた
自転は繰り返していく
せかいのことは
あまりにひとりごと
だれかとだれかの