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いちごサンドを挟んだ心の葛藤。


おつかれさまです。
雑貨屋『FREEPARK』店長のさっちです。

と言いつつもこれは親としての
困ったお話です。

こないだの休日の朝、
親もサボりたいし、
娘もハッピーセットが大好きなので、
朝マックをUberで頼みました。

栄養のことを
少しだけ考えて、
ブロッコリーを追加。

日頃から食べるのが
ものすごく遅い娘なので、
休日だと毎食1時間はかかっております。

この日は見たいテレビアニメの
時間が迫っていました。

チキンナゲットと
ハッシュポテトを急いで口に入れ、
何とか飲み込めばいい状態で、
残りはブロッコリー1個。

それを見届け、
洗濯カゴをしまい戻ってくると
ブロッコリーがなくなっていました。

え?!

まさかこの1分で
お口に入っていたナゲットを飲み込み、
ブロッコリーを完食しているとは
思えませんでした。

「ブロッコリーは?
 正直に話して」

「怒るでしょ?」

この時点でもう確信犯です。

「正直に言えば怒らないよ」

「ゴミ箱に捨てた」

怒りの沸点まで急上昇。

この子は何をしてくれたのか?
捨てるってあり得ないでしょ!
子育て失敗し過ぎた。。。

心の中で一瞬のうちに
いろんなことを考えました。

そして、一言

「どうして捨てたの?」

なかなか答えませんでしたが、
結局は食べたくなかったから。

その後は散々叱りました。
とにかく「食べ物を捨てることはよくない」と
ひたすら言い続けました。

いつもなら泣くところ、
自分が悪いことをした自覚があったので、
必死に泣かないようにこらえていました。

私の頭も突然の娘の行為に
驚きと失望と反省でごちゃ混ぜに
なっていたので、
ちゃんと伝わったかは
自信がありません。

悪いことをしたから
テレビやYouTubeは見ちゃダメ、
お菓子もなし、
そんな罰則をしたくらいで、、、。

最後は
その日のお昼ごはんと夜ごはんを
ちゃんと食べることで
まずは約束をしました。


そして、お昼はファミレスに行きました。
父親も娘の行為に怒っていたので、
大好きなパンケーキは頼んでくれませんでした。

半分こでハンバーグランチセットを
娘と二人で食べました。
お野菜はインゲンしかなかったので、
口をへの字に曲げつつも完食しました。
いつもは子供アイスを頼んだりするのですが、
それもなしでした。

そのあと、
スーパーでお買い物をしたときも
いちごのケーキが欲しいと言った
娘のリクエストは却下されました。

でも、
いちごと食パンを買っていたので、
急いで生クリームを取りに行って、
いちごサンドを作れるようにしました。

娘の機嫌はすっかり良くなっており、
ニコニコテンションで
ひとりでいちごサンドを作りました。

いちごを洗い、半分に切る。
食パンを三角に切って、
生クリームをのせました。

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いちごをのせるときは
切った面が上に向くように
置くというこだわりがありました。

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その上にもう一度
生クリームをのせます。

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最後に食パンをのせて出来上がり。
誰も教えてないと思うのですが、
なかなかの女子力で作っていました。
もしかしたらYouTubeで見てたかな(笑)

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そして、
おやつタイムにあっという間に食べました。

そうなんです。
好きなものは早いのです。

食事はあんなに遅いのに、
フルーツやお菓子、
シチューやカレーなどは
比較にならないほど早く食べられるのです。

なので、
親的には食べるのが遅いのではなく、
好き嫌いが酷いんだと解釈しています。

でもそれって、
多少ならいいとしても
毎食影響するのはよくないと。
親のせいなのですが、、、。

言い訳したらキリがないので、
それはさておき、
どうにか娘に大切なことを
教えたいと1日考えていました。

そして、
寝る前にこんな話をしました。

「今日はいけないことをしたよね
 どんなことだったか覚えてる?」

「ブロッコリーを捨てたことと
 早く食べないこと」

「そうだよね。
 どうしていけないか分かる?」

「大きくなれないから」

「うん
 そうだよね
 お野菜も食べないと大きくなれないよね
 でもそれだけじゃないんだよ」

そこで娘の目をみて話しました。

「世界にはあなたと同じ歳でも
 何も食べられない子どもがいるんだよ
 おなかがすいて病気になって
 死んじゃう子どももいるんだよ
 
 そんな子どもがブロッコリーを
 捨てているのを見たらどう思うかな?」

「ダメだと思う」

と、いいながら泣きながら
抱きついてきました。

「いちごみたいに好きなものもあるよね
 嫌いな食べ物もあるよね
 食べたくないっていう気持ちはわかるよ
 でも、大きくなるためには食べなくちゃ
 だめだよね。

 それに
 ご飯を食べられない子どもを助けるためには
 あなたが大きくならなきゃだめだよね。
 あなたは誰かを助けたいって言ってたもんね」

そんな話をしたら、

「ちゃんと食べる。
 もぐもぐごっくんもする」

と、娘は言ってくれました。


母としては伝わったのかなと
少し安心しました。

飢餓のことを話すのは
少し早いのかなと悩みましたが、
いつかは知ってもらいたいこと。
心にしっかりと刻むことができるのならば
『今』話してもいいのかと心を決めました。

6歳の子どもにはどう伝わったか。
すぐにご飯の食べ方が変わるとは
期待していませんでした。

もう何年も「早く食べて」と
言い続けているので、
そう簡単にクイックイーターになるとは
全く思えないですし。

親の都合で一緒にいられる時間が少なかったり、
外食が多かったり、簡単な料理ばかりだったり、
悪いのは自分だって分かっています。

でも何かが彼女の中で変われば。
食べ物に対する感覚が変われば。
それは今日という日があってよかったと思える。

子育ては悩みの連続です。
ひとりの人間と一緒に暮らしていくこと。
年齢しか違わない人間同士。
私が教えることも
子どもから教わることも
どちらも同じくらいあります。

今の私に出来ることは最大限
死ぬまでやり続けたいなと
改めて思った日でした。






今日も最後までお読みくださり、
本当にありがとうございます。

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今週もあと半分、頑張りましょう~(^^♪)




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