マガジンのカバー画像

フィールドノート

7
現場でみたこと感じたこと
運営しているクリエイター

#里山

小菅村を訪ねて~650人の村で感じた「にぎやかな過疎」~

小菅村を訪ねて~650人の村で感じた「にぎやかな過疎」~

多摩川源流の郷、山梨県小菅村へ行ってきました。人口650人、総面積(52.65㎢)の9割を森林が占めており、そのうち約3割が東京都が管理する水源涵養林です。

ずっと東京に住んでいるのに、自分たちが飲んでいる水がどこから来ているのかをちゃんと考えたことがなかったなぁと反省しました。

豊かな森と水に恵まれる小菅村では、ヤマメの養殖や山葵の栽培といった特産物の生産はさることながら、農林業体験や自然体

もっとみる
梅もぎしながら遊休資源の活用を考えた話

梅もぎしながら遊休資源の活用を考えた話

蒸し暑い季節になってきました。台風が来るといよいよ夏が近づいてきているなと感じます。

体もなんとなく夏の準備をしはじめたようで、ちょっと重だるかったり、気合が入りづらかったり。

そんなときは梅シロップを炭酸で割ってシュワッと爽快に夏を乗り越えていきたいところです。

てなわけで梅もぎへ行ってきました!

耕作放棄地が交流の場に今回お世話になったのは神奈川県の秦野市、鶴巻温泉のあたりに小さく残っ

もっとみる
空師 ナウシカみたいな人に出会った話

空師 ナウシカみたいな人に出会った話

先日のこと「空師」をご職業とされる方に出会いました。その方の佇まいや自然に対する謙虚さにとても心動かされて、自然を観る目が変わりそうです。

今回は、空師の方と一緒に里山を歩きながらお話したことや、感じたことを綴りたいと思います。

空師とは空師とは「狭い敷地にある巨木を周りに迷惑をかけずに伐採する技術を持った人のこと」

神社、急傾斜地、商業施設などの重機が入れない場所で植栽の伐採や剪定、保存樹

もっとみる
タケノコを掘りながら120年と2億5千万人に想いをはせた話

タケノコを掘りながら120年と2億5千万人に想いをはせた話

竹って1日に1メートルくらいのびるらしい。脅威の繁殖力にびっくりです。

タケノコ掘りをした日はちょうど雨が降った次の日で、それはもう、にょきにょきと、そこらじゅうに黒い影が立ち昇っておりました。

タケノコのまわりをぐさぐさと掘っていくと、岩⁉︎と思うほど、めっちゃくちゃ固いモノにぶちあたります。

そう、この地下茎で全員つながっているんですよね。クローンだと思うと黒い影がより恐ろしく見える。。

もっとみる