あなたの【行動力を高める】3つのポイント

「どうも最近やる気が湧いてこない」

最近、私がコーチングした男性の言葉です。
彼は現状にあまり不満がなく、いまが楽しければそれでよく「将来はまあ何とかなる」という楽観的な人でした。

あなたの周りにもいるかもしれないですね。

ただ、彼が口にしたのは「最近仕事をしていて、どうもやる気が起着ないんです」という言葉でした。

そして実際行動量も落ちていて、積極的に仕事に取組むことができていないとのことでした。

今回は仕事に対してのやる気を回復し、行動量を増やすための方法をお伝えします。

行動の源泉は「現状への強い不満」である

そもそも、人はどういうときに一番行動をするのでしょうか？

✅何か目標があるとき

例えば受験のように明確に期日が決まっていて、絶対にそこで合格しなければいけない時には、人は放っておいても毎日勉強をします。

✅自分がどうしても手に入れたいものがあるとき

人からやれと言われたことをやり続けるのは難しいモノです。一時的にニンジンをぶら下げられて頑張ることは出来ても、本当に自分が望んでいるものでなければやがてやる気は失われていきます。

✅今まで以上に努力しないといけないとき

イチローや本田圭佑選手などは子供の時に将来プロになることを決めていました。当然子供のころの彼らは今の自分の実力では無理だと思ったはずです。だから毎日誰よりも練習をし、毎日少しずつでもその目標に近づくように努力したはずです。

このように人は行動しなければいけない状況を作り出せば、放っておいても行動をしているのです。

ではこの根本には何があるかというと「現状に対する強い不満」です。

人は自分がどうしても成し遂げたいと思うゴールが設定されているときに、それが現状叶っていない現状にたいして強い不満（不安）を感じます。

この不満が自分を駆り立てる原動力なのです。

2．行動力を高めるための3つのポイント

つまりやる気が起きないという人は以下の3つが起こっている可能性があります。

✅ゴール設定をしていない
✅ゴールが「have to」になっている
✅ゴール設定が低い

✅ゴール設定をしていない

まず考えなければいけないのが、そもそもあなたはゴールを設定していますか？という点です。

実は意外なほど人は自分のゴールを設定していません。もしかしたら以前は持っていたかもしれませんが、それが達成されてしまった時に次の目標を設定していなくて、やる気が一気に無くなってしまうことがあります。

いわゆる「燃え尽き症候群」というのはそういう状態のことを指します。

受験勉強をして大学に入った学生が5月、6月になると鬱っぽくなることもよくある話しです。

つまり人はゴールを設定しないと、やる気がわいてこないのです。

✅ゴールが「have to」になっている

次はゴールがあるにはあるけど、自分が心からやりたいことではなく、人から強制されていたり、自分の役職などでやらなければいけない義務的なことをゴールに設定している場合です。

これは一時的に強制することで、行動を促すことは出来ますが、自分が本心から望んでいないことをやり続けることは苦痛に感じます。

そのため、自分がいま掲げているゴールが本当に自分が心から望む「want to」になっている稼働をチェックする必要があります。

✅ゴール設定が低い

次はゴール設定が低い場合です。

例えば、これまでも達成したことがあるゴールをやり続けることは、自分からすれば「もう見えているゴール」です。

会社で売上目標が毎月変わらなくて、既存顧客だけに営業していたら達成が見えているような場合、誰でもその目標に対してやる気は出てこないでしょう。

仕事でも勉強でもスポーツでも趣味でも、今の実力のままで達成できるゴールを掲げていたらやる気が無くなるの無理のない話です。

つまりゴールは常に更新し続けて、自分の実力を超えたゴールを設定し続けなければいけないのです。

3．まとめ

以上をまとめると、行動力を高めるためには

✅自分がちゃんとゴールを設定しているかを確認する
✅自分が立てたゴールは自分が心から望んでいるものかを確認する
✅ゴールは常に自分の実力を超えたゴールになっているかを確認する

以上の3つのポイントを押さえたゴール設定が出来ていれば現状に対して不満が生れ、自分を行動に駆り立てる原動力となります。

今回の内容が少しでも皆さんの行動力をアップさせるきっかけになればとても嬉しいです。

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