大人が大人として読む本。
『中学生の質問箱 思春期のしんどさってなんだろう? あなたと考えたいあなたを苦しめる社会の問題』(鴻巣麻里香/平凡社)読了。
スクールソーシャルワーカーとして現場で活動する筆者の当事者への想いが伝わる一冊。「当事者に寄り添う」というスタンスなので、理想論だと感じる部分もあるけれど(特に「自分らしくいられる場所」は現在の社会にはないのでは、ということには真摯に向き合う必要があると思う。これは大人だってそうだけど)、それも含めて「大人が大人として」読まなければならない本だと思う