ハッピーエンド。

SHISHAMOの『ハッピーエンド』は彼女たちの作品のなかでも大好きな曲のひとつだ。SHISHAMOの夏の曲は名曲ぞろいだけど、この曲は3人の骨太なサウンドも、何かが乗り移ったかのような朝子さんのギターソロやCメロのボーカルも、ラストの歌詞の切なさも、すべてが心を揺さぶる。

さて、SHISHAMOに限らず『ハッピーエンド』というタイトルの曲は、いわゆる「ハッピーエンド」という内容ではないけれど(back numberもそうだし、ほかにもあるだろう)、最近になって、たとえ一緒になれなくても恋愛が「恋愛」のまま思い出として残るなら、それは広い意味での「ハッピーエンド」なのだろう、と考えるようになった。もしもトラウマになるような結末を迎えてしまったら、そもそもその思い出は「恋愛」にカテゴライズしたくないだろう……と。

もっとも朝子さんは、
「誰が何と言ったって これが二人のハッピーエンドです」
「ハッピーエンドだよ」
「うるせえ、ハッピーエンドだっつってんだろ」
って思ってそうだけど(そこが好き)。

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