せめて仕事のときくらいは。

「障害の社会モデル」が浸透してきたのはいいことだと思うけれど(もちろんその先の「障害の人権モデル」も知ってほしい)、
きらきらした眼で「障害は社会の側にあるんですっ」と言われると、それもちょっと……となってしまう。
障害の有無にかかわらず誰であっても、自身のアイデンティティと肉体・精神を切り離すことはできないのではないだろうか。

☆☆☆

仕事をするうえで、私は日ごろから周りに、「残業をしないかぎりは自分は障害者ではないと思う」と言っている。もちろん屁理屈なのだけれど、これはある意味真理だと思っている。
生きていくうえで、障害(病気)とは向き合わざるを得ない以上、「せめて仕事のときくらいは」障害を意識せずにいたいと思うのだけれど、どうなのでしょうね。

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