笹木 南

呼ばれて飛び出てシングルマザー。 いつか物書きをやってみたいと思っていたので、これを機…

笹木 南

呼ばれて飛び出てシングルマザー。 いつか物書きをやってみたいと思っていたので、これを機に始めてみました。 自称エッセイスト(名乗ってみただけ)。スタンスは模索中。 中の人は、心なしか元気がない。

最近の記事

なぜ親は頼んだまさにそのものを買ってこないのか?

自分で買いに行けば良かったというのが今回の正論だとは思う。 ただ、子が病み上がりで、 今週1週間面倒を見ていてくれた母が リフレッシュのためにショッピングモールに行きたいと言うので 私は家で子守りをし、欲しいものは母にお使いを頼むことにしたのである。 母に頼んだのは生理用品だった。 欲しかったのは、さほど量が出なくなってからの軽めのときに使う用のもの。 なんなら、産後産道が緩くなっているのか入浴後に風呂の湯が垂れてくることがあるため、 それを受け止める用として用途外に使

    • 毒親への悲しみ

      自身の親が毒親なのではないかと思い始めたのは、 嘘のようだけどごく最近のことである。 「癖のある親」くらいには思っていたが、 10数年実家を離れている間に 良くも悪くも外の世界を知ったのだ。 ここ数日で、自分の好きなもの・気に入っているものを めたんくそんに言われ、 ボディーブローのようにじわじわと精神的なダメージがきており、 上手く息をはけず、生理も相まって片頭痛の調子もすこぶる悪い。 キモチワルイ。 おかげで仕事合間のファミレスで注文したパスタは ほぼ口にすることがで

      • 俺ら泌尿器科は

        とある日の夜の食卓で、父はこう言った。 「俺ら泌尿器科は雰囲気が明るいけんね。」 突然言い出した謎発言に、母も私も妹も突っ込まずにはいられなかった。 「何チームみたいなこと言ってんのよ。」 父はその日、定期受診日だった。 もう一度言う。 泌尿器科への定期受診日だったのである。 何故か、一患者に、「俺ら」とくくられ、 しかも陽キャであるとラベリングされたかかりつけ泌尿器科スタッフ様方。 医療従事者の皆様、日々感謝である。 しかしながら、父の言うことも実は全く的外れ

        • 父とPMS

          新年である。 あけましておめでとうございます。 しばらく更新が開いてしまったので、 今年は継続的に更新することを目標にしたいと思う。 さて、本題に入りたい。 妹はいわゆるホルモン周期による体調の波が大きく、 生理のタイミングには、でかい塊が地に張り付くが如く 行動へのモチベーションを失い床に転がっていることが多い。 (なお私も、月経期および排卵期に吐き気を催すことが多く、 産前はピルの内服をしていたが 今は幸いなことに授乳によってか生理休止中である。) 話を進めて来

        なぜ親は頼んだまさにそのものを買ってこないのか?

          レトルトカレーがレトルトカレーらしくあるために

          みんな大好き、カレーである。(たぶん) なお筆者は、中辛が好きである。辛いのは苦手なのである。 (辛みって、味覚じゃないよ痛みなんだよ、知ってた?) カレーは手作りも美味しいし、外食も美味しいし、 なんならレトルトカレーでも全くもって美味しい。 大学時代、再試前には、勉強場所を借りていた研究室に、 レトルトカレーをストックしていたほどである。 (夕飯に食べていたら、教授に「私がここで今からTVわ見るから、出て行け」と言われたこともある。 しぶしぶカレーを抱えて、廊下で食べ

          レトルトカレーがレトルトカレーらしくあるために

          黄色いマスクの女の子

          朝から見るテレビは、だいたいEテレである。 子育て世代から、絶大な信頼を得ていると思う。 我が家でも、「からだダンダン」のBlu-rayを購入したくらいだ。 (ちなみに、子は「からだダンダン」はノリノリで聴くが、 他の曲は聞いたことなかったため、 口を尖らせてぶーっとした顔で別の遊びをしていることが多い。 慣れてね!) さて、ある朝、「みいつけた!」の中で流れていた曲。 「わーわーわー」という曲。 モグラ?の男の子が、嘘をついてしまって自己嫌悪に陥る歌である。 恥ずかし

          黄色いマスクの女の子

          尻切れトンボ

          以前の職場で、若いと思っていた部下(同性。念のため。)が 「尻切れトンボ」という表現を使ったときに、 自分より年上だと気付いた。 (注: 役職上、年上部下がありうるポジションだった。) 昭和を感じさせる表現は嫌いじゃなくむしろ好きなので、 以降、実はこっそり真似をして「尻切れトンボ」を乱発するようになったのは 何を隠そう私である(隠れてない)。 「尻切れトンボ」は 「物事が中途で切れて、後が続かないこと」を言う。 わかっている。私も十分にわかって使っている。 しかしな

          尻切れトンボ

          生き方を教える教育を

          生き苦しい世の中である。 将来があまりにも重いと感じるのだ。 特に若い世代にとって。 COVID-19のもたらした影響はとても大きいのだと思う。 一方で、気付かぬうちに、日本はとうに生き苦しい世の中になっていたのだと、 この世界的パンデミックを通じて気付いたという側面もある。 父は貧しい家の出で、新聞奨学生で大学まで進学したのだと、 小さい頃から聞いていた。 そして、「学校の先生に聞いても、王道の進路指導しか受けたことがなかったが、 大人になってみると、職業訓練校や大学校

          生き方を教える教育を

          甘露寺蜜璃ちゃんと浜口京子さん

          「鬼滅の刃」のアニメを見て思ったことがあった。 それは 「甘露寺蜜璃ちゃんの魅力はなんだろう」ということ。 いまいちわからなかったのである。 ※私は、現時点でアニメのシーズン1しか見ておりません。悪しからず。 つまるところ、 胡蝶しのぶさんのミステリアスな雰囲気と特殊能力→わかる。 甘露寺蜜璃ちゃんの何にでもきゅんきゅんしてる姿…→わからぬ。 となったのである。 非公式サイト等読み漁ったところ、 「添い遂げる殿方を見つけるために、鬼殺隊に入った」ともある。 →わからぬ

          甘露寺蜜璃ちゃんと浜口京子さん

          ストッキングについて

          ストッキングが苦手である。 特にこの季節は、自律神経が世界最弱レベルの私にとって、 熱を体内にとどめてしまうため、 熱中症のリスクファクターとなる。 (靴を履いていることすらリスクな人間である。) ただ、ストッキングが苦手なのには、他にも理由がある。 それは「すでに何か服を着た感覚になる」ためである。 要は危ないのだ。ズボンを履いた気になり、ストッキングだけで外に出てしまいそうな気がするのだ。 現時点では、「気がする」だけで、実際にそんな惨事が起きたことはない。 けれども

          ストッキングについて

          九州親父とSBホークス

          一家揃って、ソフトバンクホークスを応援している。 私が小4の頃には、すでにホークスを応援していた。 (当時はダイエーホークスだったが。) 朝から新聞のスポーツ欄は、欠かさずチェックしていたし(私が)、 1999年の日本シリーズの秋山のファインプレーのことは多分一生忘れないし、 2000年には号泣して、日本シリーズ敗戦を悔しがった。 藤井将雄のことも、ずっと覚えているし、 当時は「なぜ彼のような人間が死んで、私は生きているのだろう?」と 思っていた(本気で)。 途中、興味の

          九州親父とSBホークス

          授乳とは

          身体や心は強くないくせに、 ワーカーホリック気味なため、 子が早々に寝た今、仕事をするのに絶好のタイミングなのだが、 今日は気持ちが乗らずにいる。 理由はわかっている。 寝かしつけで添い乳をした際、噛みつかれた状態で子が寝落ちたためである。 噛みつかれたのは、そう、お乳の首である。 少し時間が経ったので、痛みは和らぎつつあるのだが、 直後は手に力が入らない程にはジンジンが波及し、 もう何もかもどうでもいいような気持ちになってしまったのである。 ここで、ズーラシア動物園の

          雨の日に

          今年は、歴史的にも早く梅雨入りしたらしい。 子の通う園の周辺は道が狭いため、 車での送迎が可能ではあるが、原則徒歩で送り届けている。 今朝は、園に通い始めて以来、最も雨が激しい朝だったので、 私のズボンの膝下部分はびっちゃになってしまった。 職場へは車通勤のため、家からタオルを掴んで車へ乗り込んだ。 タオルの選定基準は、「クタクタの少しボロで水を吸いそうなもの(ゴワゴワ)」である。 雨なので車の進みもいつもより遅く、 信号待ちでタオルを広げる余裕があった。 広げてみ