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俺ら泌尿器科は

とある日の夜の食卓で、父はこう言った。

「俺ら泌尿器科は雰囲気が明るいけんね。」

突然言い出した謎発言に、母も私も妹も突っ込まずにはいられなかった。

「何チームみたいなこと言ってんのよ。」

父はその日、定期受診日だった。
もう一度言う。
泌尿器科への定期受診日だったのである。

何故か、一患者に、「俺ら」とくくられ、
しかも陽キャであるとラベリングされたかかりつけ泌尿器科スタッフ様方。

医療従事者の皆様、日々感謝である。


しかしながら、父の言うことも実は全く的外れなわけでもない。
やはり科ごとのカラーはある。
医局のカラーもあるし、病棟のカラーもあるし、
なんなら患者側のカラーもあると感じる。

思い返してみれば、確かに泌尿器科のドクターはポップ笑な人が多かったし、
整形外科と抱き合わせられた病棟は、比較的若者が多くなりやすく、
生命予後も悪くない病気…というかケガの患者が多いため、
シビアな病棟に比べれば、やはり和やかな雰囲気であった。

オペもあれば内科的な疾患もあり、
結構面白い診療科だなぁと
今頃になりその魅力が伝わりつつある(私に)。

なので、今後もし進路について相談があれば、(ないやろが)
泌尿器科を割と本気で勧めたいと思う。(なんでや)

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