見出し画像

レトルトカレーがレトルトカレーらしくあるために

みんな大好き、カレーである。(たぶん)

なお筆者は、中辛が好きである。辛いのは苦手なのである。
(辛みって、味覚じゃないよ痛みなんだよ、知ってた?)

カレーは手作りも美味しいし、外食も美味しいし、
なんならレトルトカレーでも全くもって美味しい。
大学時代、再試前には、勉強場所を借りていた研究室に、
レトルトカレーをストックしていたほどである。
(夕飯に食べていたら、教授に「私がここで今からTVわ見るから、出て行け」と言われたこともある。
しぶしぶカレーを抱えて、廊下で食べたのもいい思い出。)

そして今でも、休日の昼に食べること多し。
しかしながら、
「なぜレトルトカレーは沸騰した湯で温めるのだろう」
というのが、ずっと疑問であった。

いまや便利な食品は多い。
代表は冷凍食品やインスタントラーメンだろうか。
前者はレンジで温めるし、後者はスープが必要なので湯を使う。

なぜレトルトカレーは、沸騰した湯で温めるのだろうか?

もちろんレンジでもいけるのだけど、1st choiceはあくまで「湯で温める」ことなのである。
もちろん、その湯を飲むことはないのに、だ。

湯が沸くのには、少し時間がかかるし、
規定の時間、ぐつぐつやってから袋を取り出そうにも、
ちょっと熱くてすぐには取り出せないこともある。
1st choiceにしては、やや面倒なのだ。

もやもやしながらも、レトルトカレーは沸騰した湯で温める日が続いていた。
そんな私を、神は見放さなかった。
(大事なものは失っているのにね。…こらっ。)

私の中に浮かんだ案が正しいのかはわからない。
しかし、圧倒的に有利なシチュエーションが頭に浮かんだのだ。
それは、「災害時」である。

電気のない中や屋外では、電気以外の方法で温められるということは、
大きな利点だと気付いたのだ。

記憶が正しければ、9/1は防災の日である。
レトルトカレーなら、「ローリングストック※」が可能なので、
これからも休日のお手軽昼食として、レトルトカレーを愛でていこうと思う。

…ちなみに余談だが、筆者宅はIHクッキングヒーターである。
お後がよろしいようで。


※ローリングストック
: 普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、
  使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、
  常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?