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授乳とは

身体や心は強くないくせに、
ワーカーホリック気味なため、
子が早々に寝た今、仕事をするのに絶好のタイミングなのだが、
今日は気持ちが乗らずにいる。

理由はわかっている。
寝かしつけで添い乳をした際、噛みつかれた状態で子が寝落ちたためである。
噛みつかれたのは、そう、お乳の首である。

少し時間が経ったので、痛みは和らぎつつあるのだが、
直後は手に力が入らない程にはジンジンが波及し、
もう何もかもどうでもいいような気持ちになってしまったのである。

ここで、ズーラシア動物園のあるオス猿のことを思い出した。
元祖イクメン猿がいたのだが、彼は乳首に吸いつかれ過ぎたために乳首が伸びてしまった。
その写真が掲示されていたのだが、実物はもっと悲しいことに、
乳首はいなくなってしまったようであった。

考えただけで、伸びた乳首も縮み上がってしまいそうだ。(それ良いじゃん。)

さて、「そんなに乳首を痛めるのなら、卒乳してはどうだろう?」と思われる方もいるかもしれない。
しかし、しばらくは卒乳は考えていない。

一つは医学的な理由から。
子は年齢的に新型コロナウイルスワクチンの対象にはならない。
そのため、母乳は母の抗体を含むはずなので、なんとなく子にも免疫がつくことを期待している。

もう一つは、完全に自己満足なのだが、
なんだかんだ子と触れ合う時間は大切なのである。
私も大概にズボラだから、授乳姿は母犬か母豚のそれみたいな感じで、
母性愛的なそれではないのだけど、
なんだかんだ子も満足して吸っているのである。

双方に満足度が高いパイパイタイムは、きっともうしばらくは続くことになると思う。

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