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2024年7月の記事一覧

#創作大賞感想 猿荻レオンさんという人を堪能する

#創作大賞感想 猿荻レオンさんという人を堪能する

著者:猿荻レオンさん

今さら紹介の必要もないほどの方、猿荻レオンさん。
その世界感と読みやすさ、心にしっとり入ってくる文章はレオンさんならではだと思う。

小説もエッセイも書いていらっしゃるレオンさん。
私はエッセイ好きなので、たくさんのエッセイを読ませていただいた。

その中からこちらを。

重いことを書いている。
あの頃の、レオンさんの息苦しさをありありと想像させる。

でも、不思議とその重

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パンには幸福が詰まっている

パンには幸福が詰まっている

パン。
なんであんなに美味しいの? パン。

そう。何を隠そう私はパンが大好きだ。

とはいえ、毎日食べたりはしないし、たまに買ってきて食べるだけだけど。

用事があったその日、私は福岡市中央区六本松まで出かけた。
平日に六本松に行くと必ず立ち寄りたいのが、パン屋さん。

今日は、大人買いするんだ! パンを!
ということで、大量にパンを購入。私はトレーにギッチギチにパンを乗せた。

いっぱい買った

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カレーをめぐる冒険

カレーをめぐる冒険

食べ慣れたカレーを見つめた夫が、突然、私に胸のうちを教えてくれた。

「カレーは、具がない方が好きなんだ」

あまりの衝撃的な言葉に、私は自分の耳を疑った。私は彼の前に、何度具がごろっと入ったカレーを出しただろうか。私は思い出せなかった。数えきれないかもしれないし、数えたことがないだけかもしれない。

彼の口から放たれた言葉は、あまりに自然だった。でも、具沢山のカレーを作る女に吐くには勇気が必要だ

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男の子になりたかった

男の子になりたかった

学ランが着たかった。

どうやったらセーラー服じゃなくて学ランを着て学校に行けるかを、ずっと考えてた小学6年生だった。なんで女子はセーラー服で、男子は学ランなんだろうって思ってた。スカートなんて持ってなくて、いつもジーンズを履いていたから、急にスカートを履くなんて違和感しかなかった。

サラ・コナーみたくタンクトップに細身のパンツを履いて、マシンガンをぶっ放す女の人になりたいのにさ。セーラー服に機

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みんなの #創作大賞2024 note読んだまとめ100作

みんなの #創作大賞2024 note読んだまとめ100作

創作大賞2024、たくさん読みました。



どうも!
年末に小説を100作読むの野やぎです!

なんだかんだ3年続けている100作読む。ありがとうございます!ちょうど創作大賞と同い年ですね。3年目!すごい!

もともとはnoteって小説なかなか読まれにくいよね→よしならば読もう!と、年末に今年書かれた小説をどどんと読んでいたのですが、いまやすっかりnoteは小説読めるプラットフォームになって!

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