さおゆめ@小学校教員

小学校教員7年目。6年担任。校内研究副主任。国語の研究会に所属。中堅になりきれない私だ…

さおゆめ@小学校教員

小学校教員7年目。6年担任。校内研究副主任。国語の研究会に所属。中堅になりきれない私だからこそ書けることを、色々な方に発信できたらと思っています。 Twitter @saoyume_

マガジン

  • 小学生と先生【学習での無自覚な「困り感」】漢字指導編

    • 4本

    小学生の漢字指導への「困り感」の理由と改善方法を実践からお伝えします

最近の記事

行事練習での効果的な振り返り

 新年度が始まり約3週間が経ちました。学級での様子、いかがでしょうか?  私は持ち上がりということもあり、子どもとの関係も含めて、だいぶスムーズに学級開きができたなと感じています。しかし、担任をしていなかった子どもも3分の2います。なので、少しずつ子どもたちのことを知っていこうと努力をしているところです。  さて、みなさんの学校でも「一年生を迎える会」は行われているでしょうか?  本校では6年生を中心に「一年生を迎える会」の計画、実行をしています。そこでは、各学年からの

    • 7年目突入 校内研究副主任に

       教員生活も早いもので7年目に突入しました。個人的にはあまり実感がなく、職場の人と話をしていて7年目になったんだなぁと気付き、時の流れの早さに驚きました。  そして私の学校には2人の新任の先生が着任し、若々しい姿を見て、とても懐かしい気持ちになりました。緊張もあるだろうけれど、笑顔で頑張っていて本当にすごいなぁと感じました。  学年は違うけれど、困っていることが分からないくらい、1年目は大変だと思うので、たくさん声をかけられたらいいなと思っています。  そんな私の今年度

      • 分からないを言えるようにするために

         さっそくですが、みなさんは算数の小技と聞いてどんなことを思い浮かべますか?  先日(かなり時間が経ってしまいました)、霜月天治郎さんがTwitterの企画で算数の小ネタ、小技を色々な方に募集していました。  私がその時にパッと思い浮かんだのが、「分からないも一つの考え」ということです。算数で特に意識しているのが、分からないことにも価値付けをしていることでした。  算数は、他の教科に比べて、正誤が分かりやすい教科であると思っています。だからこそ、間違っているかもしれない

        • 「あの先生は怖くないから」という子ども

           今までこの言葉を子どもから聞いたことがなかったのですが、学年主任のクラスの子どもが私のことをそのように言っていたと聞きました。  正直、私は悲しいや悔しいなどの気持ちは全くありませんでした。  それよりも、そのような言葉が子どもから出てくるのはなぜ?と疑問が湧きました。  そこで私が考えたことは、その子どもは、人を怖い、怖くないで判断して自分の行動を決めているということ。  学年主任がクラスにいるときは、お利口にしているようですが、目から離れたところでは正直どうなの

        行事練習での効果的な振り返り

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        • 小学生と先生【学習での無自覚な「困り感」】漢字指導編
          4本

        記事

          初めて楽しみと思えた研究授業

           先日、校内での研究授業で授業者をさせていただきました。  今年度異動してきたばかりなので、自分の授業を校内の先生に見てもらうのは初めてでした。  学び方を子どもたちと4月から作り続け、分からないと言える学級、自分の考えをもてる学級、そんな学級になってきたと感じていたところでの研究授業でした。  普段から、授業をしていて楽しいと思える学級になっていたので、いろんな先生に授業を見てもらえるのが本当に楽しみでした◎  単元としては5年の算数 四角形や三角形の面積でした。

          初めて楽しみと思えた研究授業

          娘にとってこの一年は一生忘れることのできない一年

           これは、先日の学級懇談会で保護者の方が話してくれた言葉です。  今年度最後の学級懇談会。私はクラスの一年間の成長をテーマに話をしました。  学習での成長や友達との付き合い方など、さまざまな視点で話をしました。  懇談会の最後には毎回、保護者の方にも一言いただいているのですが、本当に素敵なことを言って下さる方が多く、とても嬉しい時間でした。  参加してくださった保護者、全員から 「子どもは、来年もこのクラス全員一緒に、先生はさおゆめ先生がいいと言っています」 「クラ

          娘にとってこの一年は一生忘れることのできない一年

          休み明けに準備ゼロのオススメゲーム

           今日から学校がスタートしたところが多いのではないでしょうか?  グダグダしていた生活からいっぺん、早寝早起きが再び始まったさおゆめです。  Twitterを見ると冬休み明けにクラスで行うレクがちらほら流れてくるのを目にしました。  色々準備されている先生方には頭が上がりません。休み中に楽しいすごろくでも作ろうかな〜なんて思っていましたが、あっという間に登校日になってしまいました(笑)  そんな、私と同じような方々に準備ゼロで盛り上がる楽しいゲームを紹介したいと思いま

          休み明けに準備ゼロのオススメゲーム

          子どもの温かさに触れた1日

           コロちゃんの濃厚接触者になり、学校を3日間休んでいました。  仕事を休むって、どの職業にも共通することかもしれませんが、私にとっては出勤するよりもストレスです…  学年の先生に迷惑をかけるなぁ。  大丈夫かなぁ。  自習計画どうしようかなぁ。  などなど、不安と申し訳なさとでいっぱいの3日間でした。  ただ、私が休んでいる間、クラスの子どもたちは本当によく頑張っていたようで、放課後の学年主任からの連絡では褒めてもらえることが多かったのは救いでした。 「クラスの子達

          子どもの温かさに触れた1日

          雨だからこそ思い出に

           「雨だったからこそ、思い出に残るスポーツフェスティバルになったと思う」  この言葉は、ある子どもがスポーツフェスティバルの終わりに言った言葉です。  うちの学校は、運動会とは別に学年体育をスポーツフェスティバルと称して、保護者に見てもらう機会が一年に一度あります。  そのスポーツフェスティバルをやったのですが、最後の一種目というところで、雨が降ってきました。  一度雨宿りをし、小雨になったところで再開。最後はクラスリレーでした。  始めると雨がだんだん強くなり…

          雨だからこそ思い出に

          偉いって言葉への違和感

           みなさん、子どもやパートナー、友達などに「偉い」という言葉を普段使っていますか?  よく子どもに対して先生が言う「偉い」と言う言葉に、とても私は違和感を感じてしまいます。  そもそも「偉い」という言葉の意味は何か。 普通よりも優れているさま ・社会的地位や身分が高い ・人間として立派ですぐれている  などの意味があるようです。  私の違和感は、褒め言葉である場合、身分が上の人から言う言葉のように感じてしまうから。  おそらく、校長先生などに褒め言葉として「偉いで

          偉いって言葉への違和感

          ミスプリントが大人気?

           昨日の授業中のこと。不思議なことが起こりました。  私はよく学習で使う資料や表があると印刷をして、ノートに貼れるサイズに切り、子どもに渡しています。昨日も学習で表を使うため、事前にノートに貼れるサイズのプリントを用意しました。  けれど、重ねて切った時に下のプリントとずれていたようで、何枚かの表の端が切れてしまいました…。  表、自体にはあまり問題がなかったので、まぁいっか!と思いそのまま使いました。  子どもに配る時に 「ごめんね〜、何枚かミスっちゃって端が切れち

          ミスプリントが大人気?

          子どもから手紙を書きたいとの提案が

           土日に、本校で社会科作品展が開催されていました。社会科作品展とは自由研究などから、良い作品が選ばれて展示されるものです。  せっかくの機会なので見に行かせようと思い、子どもに伝えると 「手紙を書きたい!」と。 「え??」と思いましたが、ただ見に行くのもなぁと思っていたので、叶えてあげたいと思いました。  しかし、学年主任にも管理職にも相談していなかったので、 「校長先生に確認しなきゃだめかな〜」 と言うと、 「じゃあ自分たちで行く!」と。  代表者を決めて伝

          子どもから手紙を書きたいとの提案が

          教室環境を整えるとは?

           ふと最近謎に思ったことがあります。それは教室環境のこと。教室環境を整えるという言葉をよく耳にしますが、その主語は教師?子ども?  教室環境は整っているに越したことはありません。私が思う教室環境が整っているというのは、 ゴミが落ちていない 机が整理整頓されている 持ち物の置き場所が明確 後ろのロッカーに置いてあるものが綺麗 本棚が整理整頓されている  などだと思っています。  ただ、それを教師を主語にして教師が全てやるのはどうなのかと思っています。子どもが帰っ

          教室環境を整えるとは?

          後期スタート

           いよいよ今日から後期がスタートしました。後期は日数で言うと102日。節目である今日、子どもたちに何を話そうかなーと悩みましたが、5年生の後期は6年生への準備期間。そんな話をしました。  4月に比べると、話し方や聞き方がとても上手になった子どもたち。しかし、学年集会の時やクラブ、委員会ではなかなか自分の考えを伝えることができていない。  前期終わりの学年集会では、2人の人しか振り返りを話せなかった。クラスではたくさんの人が発言するのに。  だから、その例も挙げながら、来

          なぜ勉強するのか?

           私のクラスは毎週金曜日に作文の宿題を出している。それは自分の考えを文章にして表現する力を付けたいから。  書いてきた作文は子ども同士で読み合ったり、私が紹介したりしている。文章の組み立てを価値付けしたり、素敵な視点に対して広めたりして、書いてきた作文には必ずコメントを書くようにしている。  今回のテーマは「なぜ勉強するのか?」  ある算数の時間に一人の子が 「先生、どうして勉強するの?」と聞いてきた。  みなさんはどう答えますか?  私はこう答えました。  計算

          なぜ勉強するのか?

          授業を見てもらえるのって楽しい

           つい先日、高校の先生が初任者研修の一環で、授業を見に来た。  私は国語の主任のため、国語の授業を公開。たずねびとの単元だったので、教科書を事前に渡し、読んできてもらった。  課題は「綾は、らんかんにもたれて何を考えたのだろう。」前日に一人学びをして、ノートを読んでいたため、交流の時間を見てもらった。  高校の先生が来るよと伝え、みんなの交流がたくさん出来たら、高校の先生の読みを聞いてみようか?と投げかけると、それを楽しみに頑張ってた!笑  子どもたちは本当に色々な叙

          授業を見てもらえるのって楽しい