雨だからこそ思い出に
「雨だったからこそ、思い出に残るスポーツフェスティバルになったと思う」
この言葉は、ある子どもがスポーツフェスティバルの終わりに言った言葉です。
うちの学校は、運動会とは別に学年体育をスポーツフェスティバルと称して、保護者に見てもらう機会が一年に一度あります。
そのスポーツフェスティバルをやったのですが、最後の一種目というところで、雨が降ってきました。
一度雨宿りをし、小雨になったところで再開。最後はクラスリレーでした。
始めると雨がだんだん強くなり…
止めるかどうしようか迷いましたが、最後まで頑張る子どもの姿を見て、全員を走らせたい、保護者に見てもらいたいという思いがありました。
ぬかるんでいるところもあり、全力を出せない子どももいたと思いますが、その中で一生懸命できることを子ども達はやっていました。
想像以上の雨で、止めるべきだったかなと考えていましたが、終わりの会での子どもの言葉に救われました。
「雨で全力を出せなかった人もいたかもしれない。だけど、雨だったからこそ思い出に残るスポーツフェスティバルになったと思う」と。
雨というマイナスな出来事を、プラスに捉える素敵さ。止めずに最後まで走らせてよかったのかなと少し思えた瞬間でした。
子どもから学ぶことがある。とよく思う私ですが、まさにこの言葉は忘れたくない。そんな風に思えました。
雨で濡れてしまい、風邪を引かないかだけは本当に心配ですが、できることを全力でやる姿に感動した一日でした。
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