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見つめる日々

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世界と自分とを、見つめ続けた「私」の日々綴り。陽光注ぎ溢れる日もあれば暗い部屋の隅膝を抱える日もあり。そんな日々を淡々と見つめ綴る。
クリシュナムルティの日記やメイ・サートンの日記から深く深く影響を受けました。紆余曲折ありすぎの日々… もっと詳しく
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2020年9月の記事一覧

2005年05月27日(金)

 大きく変更になった薬のせいなのか、それとも単に私自身の体調のせいなのか、どちらなのかは…

2005年05月25日(水)

 今日は朝早く遠方へ出掛けなければならないという理由で、昨夜の寝る前に飲む薬を飲まずにお…

2005年05月24日(火)

 大切な人を見送るとき、私の心はいっぱいになる。幸せであれ、幸せであれ。どうかあなたが幸…

2005年05月23日(月)

 週末、今思い返すとどうしてこんなにも大波に襲われたのか、自分でも首を傾げるほど。一体ど…

2005年05月20日(金)

 私の中には、小さな小さな子供がいる。子供というべきなのか赤ん坊というべきなのかそこはと…

2005年05月18日(水)

 目を覚ます。昨日はどんなふうに横になったのだったか。確か缶ビールを半分くらい飲んだら酔…

2005年05月17日(火)

 仕事が急にキャンセルになる。ついでにもうひとつの仕事も延期になる。いきなりニ件もの仕事に影がさすと、さすがの私も不安になる。大丈夫なんだろうか、来月生活していけるだろうか。まったく、だらしのない大黒柱だ。おっかなびっくり頭を出して周囲の様子を見上げる亀のよう。  そんな私の不安などにはお構いなしに、陽光はさんさんと街をあたためる。強くもなく弱くもない、そんな心地よい風が辺りを舞い踊るのを、私は目を閉じて肌で感じる。  部屋の奥から布団を担いでベランダへ。両親が布団乾燥機を貸

2005年05月16日(月)

 最寄の駅に着いてから、少し休む。心の中で、今日の主治医とのやりとりを何となく思い返す。…

2005年05月15日(日)

 気がついたら、畳の上に丸くなっていた。場所も時間も分からず、ただぼんやりと、窓の外が仄…

2005年05月14日(土)

 誰の助けも借りずに、ひとりで行きたい場所というものも、在る。それは、行きたいというより…

2005年05月13日(金)

 目を覚ます。何時間眠れたんだろうと枕もとの時計を見ると、三時間半。最近の私にとっては最…

2005年05月12日(木)

「あの、ま、待ってください」 「ほう、こんなところで誰かと会うとは。どうかしましたか?」 …

2005年05月11日(水)

 朝一番に実家に電話をする。「おはよう!」。娘が答える。「ママ、もうごはん食べちゃった!…

2005年05月10日(火)

 いつ眠ったのか覚えていない。ふと起きたら、布団の上で猫のように丸くなっていた。夢を見ていたのか、見ていなかったのか、それさえもおぼろげで、けれど脳裏にうっすらと、あの人の面影が残っていた。午前二時。  街路樹の緑の手が、日々大きくなってゆく。最初は枝に必死にくっついて、揺れることさえなかった手が、いつのまにか微かな風にもふるふると揺れるようになり、そうなると不思議なことに、冬場は黒褐色に見えていた幹の色合いまでが、やさしい茶褐色にに変化してゆくように見える。窓からの風景の