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わきゃシマ 奄美(Na Ilha AMAMI)

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奄美の生活記・滞在記・旅行記
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記事一覧

2019年の奄美記(5月) 郷友会

2019年の奄美記(5月) 郷友会

奄美の人たちは、きっとどこのシマの子もそうだろうけど、子どもの頃からいつか島を出ることを、人生設計の中に組み込んで育つのだと思います。そうしてシマを出た奄美の人たちは、移住した先で、故郷を同じくする者同士が集まり、親睦や相互扶助そして、何よりもシマを忘れないために、郷友会と呼ばれる集まりをつくります。その単位は、市町村ごと・校区ごと、もっとも小さいものは集落(シマ)ごとに集まり、年に一度は顔を合わ

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2019年の奄美記(8月)お盆

2019年の奄美記(8月)お盆

写真を整理していて気がついた。今年は奄美に帰りすぎ。台風で壊れた屋根の修理という大義名分をフル活用。もう、帰りすぎ。しかも、来年はさらに帰省回数が増えそうな感じなので、、、いいかげん、シマに住んだ方がいい気がしてきた。

奄美のお盆は旧暦で行うので、ヤマト(日本本土)とはだいたい時期がズレます。ただ、残念?なことに今年はヤマトのそれとかぶって、8月13日から15日のハイシーズンになりました。。。お

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2019年の奄美記(6月)加計呂麻島

2019年の奄美記(6月)加計呂麻島

梅雨の時期に入ったので、雨だらけ。少しでも降雨量が増えたり、雨が強かったりすると、すぐに村への道は通れなくなります。この村への唯一の道が塞がっても、ニュースになったりはしません。離島の、限界集落に通じる道が塞がったって、ほとんどの人には「関係ない」ことだから。でも、だからって、シマのじいばあも、大騒ぎしません。はげ〜ば〜ど!(シマの方言で、あら!大変!)ば〜どば〜ど!と言うものの、基本的には何もし

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2019年の奄美記(4月)喜界島

2019年の奄美記(4月)喜界島

これまで、奄美は、奄美大島と母のふるさとである加計呂麻島しか知りませんでした。なのに、最近は奄美関連をテーマに話をする機会が増えて、非常に申し訳ないく思っていました。他のシマへも行って、自分の目で見てこなければという気持ちでいっぱいになってきました。そこで、まず、奄美大島のすぐ隣島である喜界島を目指すことにしました。ちょうどマラソン大会の案内も目にしたので。。。

(以下、Facebook2019

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帰りたいふるさとがあるということ

1975年にブラジルへ「移民」した方が、故郷の奄美へ帰ったというニュース。

日本からの「移民」は、ブラジルだけでなく世界各地へ、新天地を求めて海を渡った。南北アメリカ大陸への「移民」が中心となるが、横浜には日本人の海外移住を扱った資料館もある。

※JICA横浜 海外移住資料館( https://www.jica.go.jp/jomm/

この南海日日新聞の記事では、奄美からブラジルへ「移民」

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2019年の奄美記(1月)

2019年の奄美記(1月)

ははのふるさと奄美へ、今年もたくさん帰った。

忘れないうちに、奄美記を残しておこう。

奄美へは、数年前からLCCが就航し、とても帰りやすくなった。

それまでは、JAL一択しかない状態で、強気のJALさんは奄美便を値下げすることなどなかった。だから、奄美へは、そう簡単に帰ることなどできなかった。

2002年、祖父が危篤との連絡があり、慌てて帰省した時は、往復で一人10万円を軽く超えた。早朝に

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