「もし独身だったら、もっと仕事や好きなことができたのに」って思う?

「もし独身だったらもっとWEBライターの仕事や、もっと好きなことできたなーとか思うんじゃない?」

先日、主人との会話の中。

ふと聞かれたこの言葉。

正直な答えは、「YESでもありNO」だ。

結婚してると、誰しも心の中で思うことだろう。

家庭を持つと、使いたい時間やお金が限られるのは事実。

独身のあの頃みたいに、

自分ためだけに好きにお金を使ったり、時間を気にせず残業して、退社後は職場の方と遊んだり、夜中まで飲んだりしていた日々。

あの頃の自由は、もうない。

ごくたまに、懐かしく思う。

だから「完全にNO」と否定は言えない。

けどわたしは、「家族がいたからこそ、人生に本気で向き合え、今のライターの仕事など、充実感を得られることができている」と心底、感謝を感じる。

そして、物質的には完全な自由とは遠くなったけど、家族のおかげで精神的な自由は手に入れたと思う。

「いつか大切な主人や子どもができたら、みんなが笑顔で穏やかに暮らすこと」

が、小さな頃から夢だった。

家族みんなが笑顔で楽しく過ごすこと。

たまにみんなで旅行に行ったり、バーベキューしたり、ピクニックをしたり……。

自分が幼い頃、叶えられなかったこと。

だから、自分で努力して叶えてあげたいと思ってここまできた。

経済的な事情で、いつも喧嘩が絶えなかった両親達を見て育った子ども時代。


たくさん仕事をして、お金を稼ぐこと=豊かに笑顔になれる


わたしの中では、無意識にそんな図式ができあがっていた。

だから、独身時代も結婚後も「安定して長く働けそうな会社で、そこそこ働けばいい」と思って仕事をしてきた。

高校卒業後、やってきたのは総務や経理系の事務職。人並みにはできるし、周りからは感謝されるけど。

だけど、わたしの場合は。

あまり「やりがい」や「楽しさ」は感じなかった。

「本当にこれでいいの?」

「この先ずっとこうして働かなければならないの?」

とずっと違和感があった。

さらに電話応対など、向いていないと感じる仕事を含めて、年数を重ねてたくさん仕事を頼まれるようになると。

「やりたくない」「もっと得意なことで人に喜ばれたい」といったモヤモヤが大きくなっていった。

そんな中で、理由のない涙が止まらず、とうとううつ状態になって。

このままでは、主人や子どもに迷惑や心配をかけてしまう……。

わたしの家族は、笑顔でいたい。

繰り返したくない。どうにかしなきゃ。


そしてようやく、本気で長年の違和感の正体や、人生や仕事について考えた。


「家族の笑顔を守りたい」

「昔の自分と同じ経験を、子どもには繰り返したくない」

だから、自分が楽しく生きるための方法を探そう。

そんな必死な思いから、自分の適性や、やりたいことを深掘りした結果、今のWEBライターのお仕事に出会えた。

もちろん、何もないに越したことはないが、ある程度苦しみや辛さが原動力になることあると思う。

一見ネガティブなことは、考え方によっては実はチャンスでもある。

本当に大切にしたいことや、重要なポイントに気付けるきっかけになるからだ。

まだまだ、理想とはほど遠いし、WEBライターは決して楽な仕事ではないけれど。

白紙の状態から、リサーチ、構成、執筆……と試行錯誤して作り上げた記事が、

「分かりやすい!」

「いつも、ありがとうございます!」

と喜んでいただけるのは、わたしにとってはやりがいになっている。

ただなんとなく、惰性でこなしていた仕事。理由のわからないモヤモヤを感じて、心が消耗していた「あの頃」からは抜け出せた。


それは、まぎれもなく「家族がいたからできたこと」


1人だと、きっとあのまま惰性でなんとなく生きていたと思う。

わたしは怠け者だし、そこまで「自分のためだけ」じゃがんばれない。

基本、根性なしの人間だからだ。すぐに諦めちゃう。


・がんばらなきゃいけないけど、動けない人
・どうにかしたいけど動けない人

そんな人は、もしかすると、わたしと同じタイプなのかもしれない。

そんな人は、試しに誰か大切な人を思い浮かべて、動いてみると新たな側面に気づく可能性があると思う。

自分以外の大切な人のためには、自然と動けてしまう優しい人なのだと思う。

なので、

周りために、何かを全力でやってみる。

本気で誰かのためやると、自分でも驚くような、力が湧くかもしれない。


「自分のきっかけや原動力はなんだろう?」

知っている人は、少し幸せに近づける。

自分の軸が、何重にも強くなる。


わたしは「家族」。

そして「楽しさ」だ。


あなたを動かす原動力は、なんですか?


自覚すると、日常がもっと楽しくなるから、一度真剣に考えてみるのはオススメだ。








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