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毎日note「気持ちをシェアすることは自分を守ることーー子どもが教えてくれた大切なこと」

「ママとパパがケンカしてばあばのお家に行ってたんだよ」

(去年は夫婦ガタゴトいばらの道を歩んでいました。今はゆっくり家族再構築中です^ ^)

朝、お友達との待ち合わせ場所に着いた瞬間、娘のコリスが口を開いた。
待ち合わせ場所には、お友達のお母さんたちも一緒に待っていた。
「ゲゲっ、コリス、ここでそれ言う?」
心でつぶやく。
開口一番、コリスの宣言に一瞬顔が固まったが、「あははは、そうなんですよ〜」お母さんたちに私からも状況を補足する。
コリスの力強い説明にお母さんたちが「そうなのね、大変だったね〜」と私たちにねぎらいの言葉をかけてくれた。
堂々とわが家の内情を話すコリスの姿を見て、「そんなこと言わないで」とは言えなかった。コリス自身が、自分の気持ちや出来事を人に伝えたいんだと感じた。
今ここでコリスの言葉を止めてしまったら、その先コリスは、気持ちを外に出さなくなってしまうのではないかとも感じた。
何より、コリスがわが家の内情をお友達やママたちに言い放ってくれたおかげで、私自身も救われた。

あ、言ってもいいんだ。身近な人に気持ちを分かち合えたことで、すごくラクになった。実家は近くないし、電話やLINEができる友達はいるけれど、何かあってもすぐに話せる人は近くにいない。コリスのおかげで、子どもを介した関係だったママさんと、一気に腹を割って話せるようになった。
コリスの力強い報告と、私からの補足説明により、ママたちが親身になって話を聞いてくれた。そして応援してくれるようになった。コリスのおかげだ、ありがとう。

学校の先生から電話も来た。
「お母さん、一人で抱え込まないでくださいね。コリスちゃん、しっかりしてますよ。お母さんのことを気遣っていましたよ。」
コリス、本当にありがとう。
コリスは、担任の先生にも、ママが大変だと話してくれていた。

私を気遣うコリスが心配になり、スクールカウンセラーさんに相談をした。
「コリスちゃんは、みんなに気持ちを伝えることで自分自身のバランスを保ってるんだと思います。今みたいに気持ちや出来事を話してくれるうちは大丈夫。逆に何も言わなくなったら心配ですね。自分の中に溜め込んでしまうかもしれないので。」

コリスの話を止めなくてよかった。
よし、どんどん言っていこうコリス。
ママも自分の気持ちを溜め込まずにコリスに、みんなに、伝えていくよ。

気持ちを内に止めておくよりも、なんらかの形で外に出した方が良い。
それはお隣近所に言うってことじゃなくてもいいと思う。
紙に書き出す、ブログに書き出す、誰かに話を聞いてもらう。
そうだね、大変だね。そうなの!?大変だね。
って聞いてもらうだけでいい。

いろんなことを乗り越えて、今は、ここ数年で一番平和なわが家。
それでもなんだかんだはあるけれど、そんなこともマルッと含めて家族なのだ。

コリスに恒例のインタビュー。
なぜあの時、みんなに伝えたの?
「だって仲間がいた方がいいじゃん」
なるほど、コリスは仲間を作ろうとしていた。
そうだよね。大変な時、しんどい時は仲間に頼っていいんだよね。

当たり前のようだけど、なかなかできることではない。
「ママ、本当のこと言わないとダメよ」コリスがいつも言う。
コリスと一緒にいると、適当にごまかすことができない。
その結果、コリスと一緒にいると、自分の気持ちに素直に生きることができている。

夫婦のこと、家族のこと
大変だったこと、大変なこと
仲良しさんに見える家族だって、いろんなことがあるけれど、乗り越えてきたり、呑み込んでいたり、外に出せないことがあるんだと思う。
負の感情を抱えていることは悪いことじゃない。
その感情を観察する、研究することで、感情の扱い方を学ぶことができる。
結果、自分を守り、相手と向き合うことができる。

気持ちはシェアしていいんだよ。
大変な時は、人に頼っていいんだよ。
大切なことをコリスが教えてくれた。


読んでいただきありがとうございます。 noteで出会えた奇跡に感謝します✨ サポートいただけましたら楽しい寄り道に使います。