気になった、あちらのサイエンスニュース【4/15】変なミミズが現れました。
俺たちはふんいきで科学をやっている。
光栄信者の私が気になった、海外のサイエンスニュースをクリップしています。
謎のデメキン海洋ミミズ(海洋性蠕虫)に、ロボット研究者も注目。
超でっかい目を持った海洋ミミズ(海洋性蠕虫)が発見されて、科学者たちを驚かせています。
ヴァナディス・ブリストル・ワームと呼ばれる地中海の海ミミズは、まるで2つの巨大な赤い風船を体にくくりつけたかのような風貌。頭の他の部分の約20倍の重さがあり、この小さくて透明な海洋生物にはグロテスクなほど不釣り合いです。
こいつがよく分からないのは、体は透明で、ほぼ夜にしか活動しないことです。いったい何のために、どのように、高度な目を獲得したのかよく分かっていません。
また、コペンハーゲン大学生物学部のMichael Bokによると、この赤い目はネズミ並みに高機能だそうで、極小の脳しか持たない、比較的単純な生物であるこのミミズが、高度な視覚情報をどうやって処理してるのかも謎。
これには、南デンマーク大学のロボット工学の研究者たちが興味を示していて、
「これは神経系に超スマートな情報処理方法があることを示唆している。このようなメカニズムを数学的に検出できれば、コンピューターチップに組み込んでロボットの制御に利用できるかもしれない」
と語っています。
目は、生物の器官の中でも謎の多い部位ですが、まだまだ分からないことがたくさんありますね。
赤ちゃん言葉で話しかけると、言語能力が高まりまちゅよ。
「○○ちゃん、ごはんでちゅよ~」
などと、メロディアスで甲高いトーンで、親が子に話しかける「母語」は、乳幼児の言葉の成長に非常に効果があるという研究結果を、ワシントン大学の学習・脳科学研究所が発表しました。
研究者らは、脳磁図(MEG)と呼ばれる脳画像技術を用いて、社会的・非社会的な相互作用における乳児の脳活動をモニターしました。
その結果、大人が生後5ヵ月の赤ちゃんと社交的に話したり遊んだりすると、注意を司る領域での脳活動が増加したということです。
ちなみに赤ちゃんから目をそらして、他人と会話するだけでは、あまり活性化しないそうなので、あくまで赤ちゃんにむかって話しかけないと駄目なようです。
なので、小さいお子さんがいる親御さんは、積極的に赤ちゃんに話しかけてくだちゃい。
私たちの周りは、自然からの贈り物に溢れている。それに気付いていないだけ。
2012年以来、航空エンジニアからアーティストに転身したMary Jo Hoffmanは、身の回りの自然物を1日1枚撮影しています。
そんな彼女の写真集、『Still: The art of noticing』が4/18に出版されます。
そこには、すぐ身の回りにある自然の美しさが収められています。
風に手を取られてハラハラと踊る羽毛たち。
足元の秋に転がる木々の落とし物。
自分たちの見方さえ変われば、世界は美しさに満ちていることを教えてくれる、素晴らしい写真集です。
日本からも(たぶん)購入できます。
注意:ふんいきで書いてます。
過去の記事
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?