ユキ

毎日自己流で生きているので効率とは真逆を地で行く主婦。今かろうじてワーキングマザー。も…

ユキ

毎日自己流で生きているので効率とは真逆を地で行く主婦。今かろうじてワーキングマザー。もっともっと自由に生きたい。

最近の記事

私にはまだ、悲しみの準備ができていない

一生できないかもしれない 「その時」を乗り越えて今を暮らしている人は 本当にすごい その人だってきっと 準備なんか出来なかっただろうししたくもなかっただろう ただその時は来た 星の王子様は夜に輝く星をみて さみしくないよと言ったけど 私はきっとさみしい ただひたすらに 答えが出ない、という答えでいいだろうか 一生哀しみに暮れながら過ごしてもいいだろうか 先に自分が終わりを告げて 全ての哀しみから逃げ出してしまいたい そしたら遺したこどもたちを 思

    • キッチンにはハイライトとウイスキーグラス

      先日、従姉妹のお姉ちゃんが結婚した。 彼女は数年前に父親を亡くしている。 私にとって伯父にあたる人だ。 彼は煙草とお酒をこよなく愛する人で、祖母の家でもある彼の家の台所には、 角ハイボールのでっかいボトルと、テーブルには煙草が、いつもあった。 加えて彼はとても厳格な人で、妹の子供(つまり私)だろうと容赦無く叱る人間だった。 親戚みんなで、夜ご飯を食べた日のこと。 3歳くらいの私は、なぜかその日、氷砂糖と言う存在を知り、 「こんなうまいものがこの世にあるのか!!

      • みんなもっと"調子に乗って"いいんじゃないか、という話

        「俺くらいのやつは、たくさんいるよ」の呪いにかかっている人が多いのかな 大好きな映画「耳をすませば」 天沢聖司が言ったこのセリフは、思えば呪いのように染み付いていた 本来の意味は 俺くらいのやつはたくさんいる、から 修行してもっと腕を磨くよ という話なんだけど、 昔は絶望したもんです。 自分はプロ野球選手になれないと いつか少年が気づく時(という物語)のように 刷り込まれた呪い 別に親に何かを諦めなさいと言われたわけでもない むしろ色んなことを経験させてくれたし、見

        • 割れ物は手に持って運べばいいでしょう

          2020年 世間の変化は言わずもがな 個人的にも色々変化の年でした 仕事を辞めて、家を持って 自分にできることを少しずつ模索して 終わることと始まることの間に いつも自粛ムードが漂っていて どうしたいかだけじゃなくて どうすべきかということを 考えなければいけなかった 体調崩したり、見たことない発疹が出たりしたけど、でも不思議と、 憑き物が落ちたかのように 気持ちはスッキリとして 冬以降5キロくらい痩せたこともあって 身も心も身軽になった 私はついめんどくさがって

        私にはまだ、悲しみの準備ができていない

        • キッチンにはハイライトとウイスキーグラス

        • みんなもっと"調子に乗って"いいんじゃないか、という話

        • 割れ物は手に持って運べばいいでしょう

          根拠

          高校時代の話 進路ガイダンス?的なやつのとき コンサートやライブをつくる音響の学校に進む道も候補にあって、説明聞きにいった。 そしたらそこには学校一美人な同級生。 彼女は絶対音感の持ち主で、ピアノも相当巧い。 それでこのブースに来たみたいだけど、 先生は冷静にこう言った。 「この道は限られている。」 あなたの能力ならば音感を生かして楽譜を起こす仕事とか、 (当時はしりだった)着メロを書き起こすとか、 そういう仕事はどうだい。と。 彼女はさもつまらなそうに、

          タワレコの袋とアナログの冬

          先日久しぶりに、タワレコの袋持って街を歩いてる女の子を見た。 だからなのか、 もう脳みそから消えていたような思い出が、つらつらと頭に浮かんできたので 懐かしくて書く。 ひと昔前ってみんな当たり前に、 タワレコの袋かローリーズファームの袋(青いやつ)持って街を闊歩する感じだったよね。(世代が…!!) タワレコといえば、無料でもらえる フリーペーパー冊子の小さなインタビュー記事を隅から隅まで読んで アーティストたちが言ってたのか、 はたまた自分が考えたことなのか

          タワレコの袋とアナログの冬

          大人になることと距離感

          中高の時とかに 午前0時を過ぎたらお誕生日おめでとうメールし合う みたいな文化があって(ドリカムかよ) そのために夜な夜なタイミング待って送ったりしてた。 いつのまにかその文化は無くなったんだけど、 最近一周まわって、おめでとうっていったりいわれたりするのが、またうれしい。 気にかけてくれる人がいることは勿論、 気にかけるべき人がいてくれることにも 感謝したいなんて思う30代(笑) 間の取り方が上手になってきた、というより 間の取り方が合う人が周りに残ってくれた感

          大人になることと距離感

          これなら食べたレシピ

          食の細い(というかただのわがまま)な息子が うまいうまいと言ってたくさん食べたので忘備録 「甘めのトマトソース」(ナポリタンにも) 〈食材〉 ・トマト缶_1 ・水_トマト缶の半分 ・塩胡椒_てきとう ・酒_大さじ3〜4 ・みりん_大さじ2 ・砂糖(きび砂糖の場合)_大さじ2 ・固形ブイヨン_1個 フライパン等でくつくつ煮込むだけ。(弱火でふたなしで) 30分くらい放置してたけど、もっと短くても良いと思う 事前に焼いてた肉団子を投入してさらに10分ほど煮込んで 冷

          これなら食べたレシピ

          I-ya-i-ya-i-a-u--

          きらきら星を、母音のみで歌うと、題名のようになります。 最近次男が、歌います。 わたしが「きーらー」というと、 「いあーいーあーいーかーうー」 と歌います。 ドドソソララソ の音階で歌います。 ファファミミレレド も続けて歌い、ます。 楽しいので、記します。

          I-ya-i-ya-i-a-u--

          秋の日記

          子らの記憶は、一体どこへ行くのだろう この温かな秋の光の中を過ごしたことを 手を繋いで階段を、なんども上り下りしたことを おもちゃ一つひとつを、何かの理由があって手にしたことを この部屋を片付けなさいと怒られながら、存分に遊ぶこの日々を たしかに存在する今日を 君はぜったい 忘れてしまう

          秋の日記

          デッサン

          美大・芸大卒と一般大学卒との違いの一つに デッサンを山程やったかやってないか、があるのではないかと思う。 かつて上司から言われた言葉の中で (数少ないながら)心に残ってることがある。 「芸大では入学したらまずデッサンを山程やらされる。 そこにあるものを、あるがままに、描く。」のだそう 情報としてそっくりそのままうつす行為は、すべての基本。 そこから観察力を養うのだ。 要素をあるがままに見つめ、あるがままに認識する。 主観はいらない。 そのあとで、要素を重要なものとそ

          デッサン

          高尚な戯言をのたまっていた過去の自分にドロップキック

          このところ、長男(5)の次男(2)に対する葛藤が見て取れる。 そして私自身は、「ぜってーなるまい」と思っていた、やな母親像のそれに 順調に近づいている。 ついに今朝、「次男くんなんかうまれなければよかった」 のひとことが出た。 長男のおもちゃを次男が使ってたとか、そんなこと いつもならそんなことでは怒らないし、なんなら長男は次男のことが大好きだ。 わたしは『あぁ、こんなときなんていうんだっけ』 などと他人事のように思いながら、 なんとも無い風に「なんでそんな

          高尚な戯言をのたまっていた過去の自分にドロップキック

          [デザイン思考の先を行くもの]

          久しぶりに一冊読み終えることができたので、ゆるーい覚書をば。 「デザイン思考の先を行くもの」著者:各務太郎(かがみたろう)氏 ひとしきりもてはやされたデザイン思考とは、 著者の言葉を借りれば「改善のためのツール」なんだそう。 確かにそうか。 ティム・ブラウンの本読んだ時に、 「人間の行動に全て正解があるよー」というような考え方が元になっていた気がする。 デザイン思考の話をするときによく事例に iPhoneとスティーブ・ジョブズが出されてたと記憶してたんだけど iPho

          [デザイン思考の先を行くもの]

          メジャーの舞台へ上がることの強(したた)かさとかの話

          世界が沈みがちな話題ばかりなので、ときに趣味の話でも。 キングヌーやブロックハンプトンやサカナクションがすごいなと感じるのは、 アングラの世界や自己満足や「分かる人にはわかる」みたいな価値観と環境にとどまることなく、「メジャー」という舞台をきちんととらまえていることやなと思う。 というか、いっそ通過点と見ていて、多くの人に認められることが最終目標ではないけど、多くの人を納得させる実力を正々堂々見せるというか。 うまく言えないけど。 そんなのがある気がするな。 とにかく井口

          メジャーの舞台へ上がることの強(したた)かさとかの話

          plastics bags

          塩谷さんのこの記事を読んで、高校生の時に生まれて初めての海外旅行でドイツに行った時のことを思い出しました。 ミュンヘンだったか、大きめの書店に行って、お土産用にたくさん絵本を買い込んでいて 後から調べてみたら、Hugendubel(フーゲンドゥーベル)https://www.hugendubel.de/de/とゆー書店でした。 書店にはエコバッグがあります。いまもあるのかな、タイポグラフィーがデザインされた、めちゃくちゃかわいいやつ。お客さんがみんな持ってて。「絶対欲し

          plastics bags

          今夜聴きたい曲

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